基本情報

写真b

松浦 周二

MATSUURA Shuji

所属
理学部 物理・宇宙学科 教授
研究分野・キーワード
テラヘルツ技術, 天文衛星, 宇宙背景放射, 惑星探査, 惑星間宇宙望遠鏡, 観測ロケット実験, 赤外線天文学, 赤外線銀河, 銀河進化, 黄道光, ロケット実験, 観測的宇宙論, 赤外線天文学
教育研究内容
宇宙からの赤外線を捉えることで,銀河はいつどのようにしてつくられたのか?宇宙の始まりの頃に物質がプラズマ化されたのはなぜか?宇宙を支配するダークマターとダークエネルギーの実体は何か?といった現代の宇宙物理学が抱える大きな課題に取組みます.

特に着目しているのは,宇宙で最初に生まれた星々やそれらの超新星爆発で生まれたブラックホールです。これらは強い光で宇宙を再電離したのちダークマターの重力で集まって銀河を作り上げたかもしれないのです。宇宙初期の光は,宇宙の膨張により波長がのびた赤外線の宇宙背景放射として天空に広がっており,これをロケットや人工衛星により観測的に探求しています.

宇宙は,地上では実現できないような極限環境を提供するタイムマシン付きの実験室です.この特長を活かした新たな物理法則の発見を目標に,さまざまな宇宙実験を進めてゆきます.
SDGs 関連ゴール

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 学校名:広島大学
    学部(学系)名:理学部
    学科・専攻等名:物理学科

    学校の種類:大学
    卒業年月:1988年03月
    卒業区分:卒業
    国名:日本国

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 学校名:名古屋大学
    学部等名:理学研究科
    学科等名:宇宙理学専攻

    修了課程:博士課程
    修了年月:1994年03月
    修了区分:単位取得満期退学
    国名:日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:博士(理学)
    分野名:自然科学一般 / 素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理にする理論
    授与機関名:名古屋大学
    取得方法:課程
    取得年月:1995年03月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    部署名:理工学部 物理学科
    職名:教授
    年月:2015年04月 ~ 継続中

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 所属学協会名:日本天文学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:日本天文学会
    学会所在国:日本国

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:自然科学一般 / 素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理にする理論

  • 研究分野:自然科学一般 / 半導体、光物性、原子物理
    キーワード:テラヘルツ技術

  • 研究分野:自然科学一般 / 天文学
    キーワード:赤外線天文学

  • 研究分野:自然科学一般 / 天文学
    キーワード:観測ロケット実験

  • 研究分野:自然科学一般 / 宇宙惑星科学
    キーワード:惑星探査

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論文 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    タイトル:新連載:太陽の子・塵の母「Phaethon」をフライバイ! その1 〜深宇宙探査技術実証機デスティニー・プラスDESTINY PLUSの計画概要とサイエンス〜
    誌名:日本惑星科学会誌遊星人  33巻  1号  (頁 34 ~ 50)
    出版年月:2024年03月
    著者:荒井 朋子, 小林 正規, 石橋 高, 吉田 二美, 木村 宏, 平井 隆之, 岡本 尚也, 洪 鵬, 山田 学, 和田 浩二, 千秋 博紀, 秋田谷 洋, Srama Ralf, Krüger Harald, Marshall Sean, 佐々木 晶, 薮田 ひかる, 石黒 正晃, 中村 智樹, 大塚 勝仁, 渡部 潤一, 伊藤 孝士, 大坪 貴文, 阿部 新助, 関口 朋彦, 浦川 聖太郎, 廣井 孝弘, 紅山 仁, 諸田 智克, 橘 省吾, 三河内 岳, 松浦 周二, 伊藤 元雄, 山口 亮, 野口 高明, 中村 メッセンジャー 圭子, 小松 睦美, 小松 吾郎, 出村 裕英, 平田 成, 金田 英宏, 柳沢 俊史, 黒崎 裕久, 巽 瑛理, 矢野 創, 吉川 真, 尾崎 直哉, 山本 高行, 餅原 義孝, 徳留 真一郎, 豊田 裕之, 西山 和孝, 今村 裕志, 高島 建

    DOI:10.14909/yuseijin.33.1_34

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  • タイトル:Measurement of the zodiacal light absolute intensity through Fraunhofer line spectroscopy of the night sky with the Hale telescope
    誌名:PUBLICATIONS OF THE ASTRONOMICAL SOCIETY OF JAPAN  76巻  3号  (頁 353 ~ 364)
    出版年月:2024年03月
    著者:Hanzawa Masaki, Matsuura Shuji, Takahashi Aoi, Chary Ranga-Ram, Sano Kei, Takimoto Kohji, Tome Yuto

    DOI:10.1093/pasj/psae016
    掲載種別:研究論文(学術雑誌)

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  • 記述言語:日本語
    タイトル:NASA観測ロケット実験CIBER-2 ―光学性能評価―
    誌名:観測ロケットシンポジウム2023 講演集
    出版年月:2024年02月
    著者:玉井 桃子, 松浦 周二, 橋本 遼, 中川 智矢, 中畑 秀太, 花井 翔, 瀧本 幸司, 佐野 圭, 中川 俊輔, 津村 耕司, 高橋 葵, 和田 武彦, ZEMCOV Michael, BOCK James, CIBER-2 collaboration

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  • 記述言語:日本語
    タイトル:宇宙背景ニュートリノ崩壊探索COBAND実験
    誌名:観測ロケットシンポジウム2023 講演集
    出版年月:2024年02月
    著者:金 信弘, 武内 勇司, 飯田 崇史, 浅野 千紗, 若狭 玲那, 守屋 佑希久, 柏木 隆城, 王生 尚志, 松浦 周二, 長勢 晃一, 和田 武彦, 吉田 拓生, 古屋 岳, 中山 和也, 木内 健司, 加藤 幸弘, 新井 康夫, 倉知 郁生, 羽澄 昌史, 大久保 雅隆, 浮辺 雅宏, 志岐 成友, 藤井 剛, 石野 宏和, 樹林 敦子, 川人 祥二, 美馬 覚, RAMBERG Erik, RUBINOV Paul, SERGATSKOV Dmitri, KIM Soo-Bong, KIM Yong-Hamb, LEE Hyejin

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  • タイトル:Heliocentric distance dependence of zodiacal light observed by Hayabusa2#
    誌名:EARTH PLANETS AND SPACE  75巻  1号
    出版年月:2023年08月
    著者:Tsumura Kohji, Matsuura Shuji, Sano Kei, Iwata Takahiro, Yano Hajime, Kitazato Kohei, Takimoto Kohji, Yamada Manabu, Morota Tomokatsu, Kouyama Toru, Hayakawa Masahiko, Yokota Yasuhiro, Tatsumi Eri, Matsuoka Moe, Sakatani Naoya, Honda Rie, Kameda Shingo, Suzuki Hidehiko, Cho Yuichiro, Yoshioka Kazuo, Ogawa Kazunori, Shirai Kei, Sawada Hirotaka, Sugita Seiji

    DOI:10.1186/s40623-023-01856-x

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    タイトル:宇宙物理学ハンドブック
    出版者・発行元:朝倉書店
    出版年月:2020年02月
    著者:高原, 文郎, 家, 正則, 小玉, 英雄, 高橋, 忠幸

    担当区分:分担執筆

  • 記述言語:英語
    タイトル:The near-infrared brightness of the zodiacal light
    出版者・発行元:[s.n.]
    出版年月:1995年
    著者:松浦 周二

    著書種別:その他
    担当区分:その他

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MISC 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    タイトル:NASA観測ロケット実験CIBER-2 ―光学性能評価―
    出版者・発行元:宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)
    誌名:観測ロケットシンポジウム2023 講演集
    出版年月:2024年02月
    著者:玉井, 桃子, 松浦, 周二, 橋本, 遼, 中川, 智矢, 中畑, 秀太, 花井, 翔, 瀧本, 幸司, 佐野, 圭, 中川, 俊輔, 津村, 耕司, 高橋, 葵, 和田, 武彦, ZEMCOV, Michael, BOCK, James, CIBER-2 collaboration,

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  • タイトル:CIB観測ロケット実験CIBER-2:第3回打上げ直前の実験状況
    誌名:日本天文学会年会講演予稿集  2024巻
    出版年月:2024年
    著者:松浦周二, 橋本遼, 中川智矢, 中畑秀太, 玉井桃子, 花井翔, 佐野圭, 瀧本幸司, 中川俊輔, 津村耕司, 高橋葵, 和田武彦, ZEMCOV Michael, BOCK James

  • 記述言語:日本語
    タイトル:超小型衛星による宇宙可視光背景放射観測ミッションVERTECS
    誌名:  (頁 V237a ~ )
    出版年月:2023年03月
    著者:佐野, 圭, 趙, 孟佑, 北村, 健太郎, 寺本, 万里子, 増井, 博一, 布施, 哲人, 瀧本, 幸司, 中川, 貴雄, 松原, 英雄, 磯部, 直樹, 和田, 武彦, 宮崎, 康行, 船瀬, 龍, 松浦, 周二, 津村, 耕司, 高橋, 葵, 五十里, 哲, 谷津, 陽一, 軸屋, 一郎, 青柳, 賢英

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  • 記述言語:日本語
    タイトル:CubeSat による宇宙可視光背景放射観測ミッション:VERTECS
    出版者・発行元:宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)
    誌名:第23回宇宙科学シンポジウム 講演集
    出版年月:2023年01月
    著者:佐野, 圭, 趙, 孟佑, 北村, 健太郎, 寺本, 万里子, 増井, 博一, 布施, 哲人, 瀧本, 幸司, ORGER, Necmi, CORODOVA-Alagon, Jose Rodrigo, SCHULZ, Victor Hugo, AMPADU, Ofosu Joseph, 中川, 貴雄, 宮崎, 康行, 松原, 英雄, 和田, 武彦, 磯部, 直樹, 船瀬, 龍, 津村, 耕司, 松浦, 周二, 高橋, 葵, 五十里, 哲, 谷津, 陽一, 軸屋, 一郎, 青柳, 賢英

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  • タイトル:CIB観測ロケット実験CIBER-2:第2回打上げ実験の準備状況
    誌名:日本天文学会年会講演予稿集  2023巻
    出版年月:2023年
    著者:松浦周二, 橋本遼, 松見知香, 河野有哉, 中川智矢, 中畑秀太, 佐野圭, 瀧本幸司, 津村耕司, 高橋葵, 和田武彦, ZEMCOV Michael, BOCK James, BOCK James

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共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 研究種目:基盤研究(A)
    研究期間:2022年04月 ~ 2025年03月
    タイトル:ロケット実験による近赤外宇宙背景放射の超過解明と原始ブラックホールの探査

  • 研究種目:基盤研究(A)
    研究期間:2022年04月 ~ 2025年03月
    タイトル:ロケット実験による近赤外宇宙背景放射の超過解明と原始ブラックホールの探査
    提供機関:日本学術振興会
    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(A)

  • 研究種目:国際共同研究加速基金・国際共同研究強化(B)
    研究期間:2021年10月 ~ 2024年03月
    タイトル:ロケット実験CIBER-2による近赤外宇宙背景放射の強度とゆらぎ超過の起源解明

  • 研究種目:国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
    研究期間:2021年10月 ~ 2024年03月
    タイトル:ロケット実験CIBER-2による近赤外宇宙背景放射の強度とゆらぎ超過の起源解明
    研究概要:我々は,NASAの観測ロケットを用いた国際共同実験CIBER: Cosmic Infrared Background Experiment により近赤外域の銀河系外背景放射を観測した結果,その強度と空間的ゆらぎが通常銀河の積算光から超過していることを発見した.この超過は未知天体の存在を示唆しており,宇宙初期やダークハロー浮遊星が起源の候補である.我々はCIBERより一桁高い感度で超過原因を特定しうる新たなロケット実験CIBER-2を計画し2021年6月に第1回の打上げに成功した.今後は実験終了後にパラシュート回収した観測装置を次回実験に再利用するサイクルを複数回行い背景放射の超過問題を解明する.
    2021年度は,本研究のロケット実験のとりまとめを行うロチェスター工科大学(RIT)において,パラシュート回収した観測装置を外観検査したのち,観測装置を部品に分解し問題のあった箇所や破損した部品については再製作を行った.光学系部品の検査と再製作に関しては,これを担当する日本チームが現地へ出向いて作業を行う予定であったが,思いのほかCOVID-19の流行が収まらなかったことから渡航を断念した.しかし同作業は現地のRITチームと遠隔協働することで必要最小限の作業は進めることが可能となり,その検査結果と観測データの分析結果を合わせて必要性が認識された光学フィルターの再製作を本経費で実施することにした.ただし,光学フィルターの納品時期が2022年度までかかることが判明したため,2021年度予算を繰越し2022年度予算として使用することにした.
    提供機関:日本学術振興会
    制度名:科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

  • 研究種目:基盤研究(B)
    研究期間:2021年04月 ~ 2024年03月
    タイトル:惑星探査機搭載望遠鏡を用いた深宇宙における光赤外線天文学の創成
    提供機関:日本学術振興会
    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 会議名:筑波⼤学宇宙史研究センター2022年度成果報告会
    発表年月日:2022年11月28日
    タイトル:ロケット実験CIBER-2による宇宙⾚外線背景放射の観測
    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • 会議名:2040年代のスペース天文学研究会@名古屋大学
    発表年月日:2022年11月15日
    タイトル:惑星間宇宙望遠鏡 IPSTによるダストフリー天文学
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)

  • 会議名:東京都市大総研セミナー
    発表年月日:2022年08月24日
    タイトル:「惑星間”宇宙”望遠鏡」 IPST – Interplanetary Space Telescope
    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • 会議名:2022年度光赤天連シンポジウム 「光赤天連シンポジウム:2030年代にどのような戦略的中型計画を推進するのか」
    発表年月日:2022年07月12日
    タイトル:IPST - ダストフリー天文学の創成
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)

  • 会議名:2021年度光学赤外線天文連絡会シンポジウム「国際大型計画との関わり方を考える」マスタープラン2023の重点大型計画への推薦
    発表年月日:2021年09月08日
    タイトル:IPST
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

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担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:理学部

    授業科目名:サブゼミ

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:理工学部

    授業科目名:サブゼミ

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:理学部

    授業科目名:卒業実験及び演習

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:理工学部

    授業科目名:卒業実験及び演習

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:生命環境学部

    授業科目名:基礎物理学実験I

    授業形式:代表者

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