基本情報

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鎌田 優香

KAMADA YUKA

所属
生命環境学部 助教
研究分野・キーワード
タンパク質品質管理, 膜タンパク質, 分子細胞生物学
教育研究内容
 細胞には異常なタンパク質を排除する自浄作用として、異常を認識して分解する品質管理機構が備わっています。しかし、この機構が破綻し、機能できるタンパク質を分解してしまったり、異常なタンパク質を蓄積してしまったりすると、がんや神経変性疾患などの病気を引き起こすことがあります。
 私は膜タンパク質 CFTR の変異体を主なモデル基質として、異常膜タンパク質がどのように分解されるのかを研究しています。野生型 CFTR は小胞体で正常にフォールディングされ、適切な発現場所へと輸送されます。しかし変異型 CFTR (例えば ∆F508-CFTR) は適切にフォールディングされず分解されてしまうため、適切な場所で発現できず、嚢胞性線維症 (CF) を引き起こします。この過程において、ユビキチン (Ub) 化酵素 (E3) が異常タンパク質を認識し Ub 化することで分解を促進します。
 E3 が異常タンパク質を認識するメカニズムを明らかにすることは、膜タンパク質の変異が引き起こす疾患の治療法開発に貢献できると期待されます。
SDGs 関連ゴール

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 学校名:関西学院大学
    学部(学系)名:理工学部
    学科・専攻等名:生命医化学科

    学校の種類:大学
    卒業年月:2019年03月
    卒業区分:卒業
    国名:日本国

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 学校名:関西学院大学
    学部等名:理工学研究科
    学科等名:生命医化学専攻

    修了課程:博士課程
    修了年月:2024年03月
    修了区分:修了
    国名:日本国

  • 学校名:関西学院大学
    学部等名:理工学研究科
    学科等名:生命医化学専攻

    修了課程:修士課程
    修了年月:2021年03月
    修了区分:修了
    国名:日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:博士(理学)
    分野名:ライフサイエンス / 機能生物化学
    授与機関名:関西学院大学
    取得方法:課程
    取得年月:2024年03月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    部署名:生命環境学部
    職名:助教
    年月:2024年04月 ~ 継続中

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 所属学協会名:日本分子生物学会
    学会所在国:日本国

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:ライフサイエンス / 機能生物化学

論文 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:英語
    タイトル:HERC3 facilitates ERAD of select membrane proteins by recognizing membrane-spanning domains
    誌名:JOURNAL OF CELL BIOLOGY  223巻  7号
    出版年月:2024年05月
    著者:Kamada, Y; Ohnishi, Y; Nakashima, C; Fujii, A; Terakawa, M; Hamano, I; Nakayamada, U; Katoh, S; Hirata, N; Tateishi, H; Fukuda, R; Takahashi, H; Lukacs, GL; Okiyoneda, T

    DOI:10.1083/jcb.202308003
    掲載種別:研究論文(学術雑誌)

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  • 記述言語:英語
    タイトル:UBE3C Facilitates the ER-Associated and Peripheral Degradation of Misfolded CFTR
    誌名:CELLS  12巻  23号
    出版年月:2023年12月
    著者:Kamada Yuka, Tateishi Hazuki, Nakayamada Uta, Hinata Daichi, Iwasaki Ayuka, Zhu Jingxin, Fukuda Ryosuke, Okiyoneda Tsukasa

    DOI:10.3390/cells12232741
    掲載種別:研究論文(学術雑誌)

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  • 記述言語:英語
    タイトル:ELISA Based Protein Ubiquitylation Measurement.
    誌名:Bio-protocol
    出版年月:2019年11月
    著者:Kamada Y., Fukuda R., Okiyoneda T.

    DOI:10.21769/BioProtoc.3430
    掲載種別:研究論文(学術雑誌)

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    会議名:第46回日本分子生物学会年会 シンポジウム『アカデミア創薬2023』
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2023年12月
    発表年月日:2023年12月07日
    開催地:神戸
    タイトル:小胞体関連分解を標的とした嚢胞性線維症の治療法開発
    会議種別:口頭発表(招待・特別)

  • 記述言語:日本語
    会議名:第45回日本分子生物学会年会 シンポジウム『小胞体ロバストネスを創出する多様なシステム』
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2022年11月 ~ 2022年12月
    発表年月日:2022年12月01日
    開催地:幕張
    タイトル:HECT 型 E3 リガーゼは UBQLN を動員して異常膜タンパク質の小胞体関連分解を促進する
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:英語
    会議名:The International Symposium in Tokyo 2022. Ubiquitin New Frontier“ from Neo-Biology to Targeted Protein Degradation”
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2022年12月
    発表年月日:2022年12月
    開催地:Tokyo
    タイトル:A HECT type E3 ligase facilitates the ERAD of aberrant membrane proteins by recruiting UBQLN
    会議種別:ポスター発表

  • 記述言語:日本語
    会議名:新学術ケモユビキチン第3回若手主体発表会
    開催年月:2021年08月
    発表年月日:2021年08月21日
    開催地:オンライン
    タイトル:HECT 型 Ub ligaseによる CFTR ERAD 制御機構
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:日本語
    会議名:2020年度生理研研究会『 上皮膜輸送の多様性・調和機構を基盤とする異分野融合研究の創出』
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2020年09月
    発表年月日:2020年09月
    開催地:オンライン
    タイトル:塩素イオンチャネル CFTR 変異体の小胞体関連分解における HECT 型ユビキチンリガーゼの機能解析
    会議種別:口頭発表(一般)