基本情報

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松本 和洋

MATSUMOTO KAZUHIRO

所属
法学部 准教授
研究分野・キーワード
イングランド法学, 西洋法史
教育研究内容
 「法の継受」を大きなテーマとして、イングランド法史を専門とし、主に13世紀に執筆された『ブラクトン』という文献を研究対象としています。『ブラクトン』は、執筆当時のイングランドにおける「法」を、同地での訴訟手続の解説を軸にしつつ、同時代のローマ法や教会法の専門用語や思考方法も併用して体系的に論じようとした文献です。
 同書は16世紀、つまり執筆から300年以上も後の時代の法曹たちにも、さらに後世の法曹たちや大学の研究者たちにも影響を与えてきました。『ブラクトン』はイングランド法文献とされていますが、一方でイングランド外の法=ローマ法や教会法も利用されており、さらに後代の読者はこれらも含めた「古のイングランド法」として『ブラクトン』を学んできました。
 私はこのような『ブラクトン』の利用を通じて、同書の執筆者たちや後世の読者たちがどのように「法とは何か」「法学とは何か」などの疑問に取り組んでいったか、といったことを研究しています。なお、「法の継受」と関連して、2017年より明治初頭の日本における西洋法文献の「翻訳」にも関心を寄せているところです。
メールアドレス
gex97614@kwansei.ac.jp
研究室電話
0798-54-6195

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 学校名:関西学院大学
    学部(学系)名:法学部

    学校の種類:大学
    卒業年月:2010年03月
    卒業区分:卒業
    国名:日本国

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 学校名:大阪大学
    学部等名:法学研究科

    修了課程:博士課程
    修了年月:2015年03月
    修了区分:修了
    国名:日本国

  • 学校名:関西学院大学
    学部等名:法学研究科

    修了課程:修士課程
    修了年月:2012年03月
    修了区分:修了
    国名:日本国

留学歴 【 表示 / 非表示

  • 留学先:グレート・ブリテンおよび北部アイルランド連合王国(英国)
    経歴名:滞在研究員(Visiting Researcher)
    年月:2019年10月 ~ 2020年03月

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:法学
    分野名:人文・社会 / 基礎法学
    授与機関名:大阪大学
    取得方法:課程
    取得年月:2015年03月

  • 学位名:法学
    分野名:人文・社会 / 基礎法学
    授与機関名:関西学院大学
    取得方法:課程
    取得年月:2012年03月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    部署名:法学部
    職名:准教授
    年月:2024年04月 ~ 継続中

  • 所属:関西学院大学
    部署名:法学部
    職名:助教
    年月:2022年04月 ~ 2024年03月

  • 所属:広島修道大学
    職名:助教
    年月:2020年04月 ~ 2022年03月

  • 所属:広島修道大学
    職名:助教
    年月:2020年04月 ~ 2022年03月

  • 所属:京都大学
    職名:日本学術振興会特別研究員
    年月:2017年04月 ~ 2020年03月

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 所属学協会名:法制史学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:日本法哲学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:セルデン協会(Selden Society)
    学会所在国:グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)

  • 所属学協会名:アメリカ法制史協会(American Society of Legal History)
    学会所在国:アメリカ合衆国

  • 所属学協会名:法制史学会
    学会所在国:日本国

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研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:人文・社会 / 基礎法学

  • 研究分野:人文・社会 / 基礎法学

論文 【 表示 / 非表示

  • タイトル:いかに原告は被告の抗弁へ反論しうるか : 法書『ブラクトン』の「抗弁論」における反抗弁(replicatio)への注目
    誌名:法と政治  74巻  1号  (頁 121 ~ 167)
    出版年月:2023年05月
    著者:松本和洋

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  • 記述言語:日本語
    タイトル:日本における法格言継受への一考察:明治期日本語法格言集の展開とイングランド法学史との比較
    誌名:修道法学
    出版年月:2022年02月
    著者:松本和洋

    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
    共著区分:単著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:イングランド初期印刷史における法文献印刷:『ブラクトン』印刷本出版とその影響の検討の前提として
    誌名:阪大法学
    出版年月:2017年03月
    著者:松本和洋

    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
    共著区分:単著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:コモン・ローとローマ・カノン法の接触についての検討:法書『ブラクトン』を題材として
    出版年月:2015年03月
    著者:松本和洋

    掲載種別:学位論文(博士)
    共著区分:単著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:ウィリアム・オブ・ドロエダと『黄金汎論』:法格言scienti et volenti non fit iniuriaの原点を訊ねて(2・完)
    誌名:阪大法学  64巻  6号
    出版年月:2015年03月
    著者:松本和洋

    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
    共著区分:単著

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MISC 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    タイトル:日本の法学部教育に関する傾向分析 : 平成二四年度国内四年制大学における法学系教育部門のカリキュラムを元に
    出版者・発行元:大阪大学法学会
    誌名:阪大法学  66巻  1号  (頁 223 ~ 281)
    出版年月:2016年05月
    著者:林 智良, 松本 和洋, Hayashi Tomoyoshi, Matsumoto Kazuhiro, ハヤシ トモヨシ, マツモト カズヒロ

    DOI:10.18910/79159
    掲載種別:記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)

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共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2024年04月 ~ 2029年03月
    タイトル:債権に基づく妨害排除請求権の意義と範囲に関する比較法学的研究

  • 研究種目:若手研究
    研究期間:2019年04月 ~ 2022年03月
    タイトル:近代コモン・ロー法学における中世法文献の影響:『ブラクトン』を対象として

  • 研究種目:若手研究
    研究期間:2019年04月 ~ 2022年03月
    タイトル:近代コモン・ロー法学における中世法文献の影響:『ブラクトン』を対象として
    提供機関:日本学術振興会
    制度名:科学研究費助成事業

  • 研究種目:特別研究員奨励費
    研究期間:2017年04月 ~ 2020年03月
    タイトル:コモン・ロー法格言集におけるローマ法格言の利用と影響について

  • 研究種目:特別研究員奨励費
    研究期間:2014年04月 ~ 2016年03月
    タイトル:法格言「知りそして望む者に不法は生じない」の成立と影響について

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 会議名:日本ローマ法研究会第7回大会
    開催年月:2024年03月
    発表年月日:2024年03月05日
    タイトル:Bracton f. 99読解:近代コモン・ローにおけるbailmentの理解のために

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本ローマ法研究会第6回大会
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2023年03月
    発表年月日:2023年03月13日
    開催地:京都大学
    タイトル:13世紀中期イングランドにおける訴訟進行 ー『ブラクトン』における令状・抗弁・反抗弁への注目ー
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:日本語
    会議名:法制史学会近畿部会第466回例会
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2022年05月
    発表年月日:2022年05月28日
    開催地:Zoomによるオンライン開催
    タイトル:(研究ノート)判例集研究・分析の一地点:J・H・ベイカー教授記念論集・第一部を用いて
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本ローマ法研究会第5回大会
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2022年03月
    開催地:京都大学
    タイトル:非婚姻関係の権利救済:『ブラクトン』におけるローマ法とイングランド法の交錯をめぐって
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本ローマ法研究会第4回大会
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2021年03月
    開催地:京都大学
    タイトル:『ブラクトン』における”donatio”研究序説:ローマ法とイングランド法の交錯
    会議種別:口頭発表(一般)

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担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学研究科前期

    授業科目名:リサーチ演習

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学研究科前期

    授業科目名:リサーチ演習

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学部

    授業科目名:基本演習

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学部

    授業科目名:基本演習

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学部

    授業科目名:専門導入演習

    授業形式:代表者

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担当経験のある授業科目(学内・学外) 【 表示 / 非表示

  • 科目:法哲学
    機関名:広島修道大学

  • 科目:西洋法制史
    機関名:広島修道大学

  • 科目:西洋法制史
    機関名:神戸学院大学

  • 科目:法制史A・B
    機関名:姫路獨協大学

  • 科目:基本演習
    機関名:関西学院大学

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教育内容・方法の工夫 【 表示 / 非表示

  • タイトル:講義科目「西洋法制史」「特別講義A(イングランド法学史)(広島修道大学)
    活動期間:2020年04月 ~ 2022年03月

  • タイトル:講義科目「西洋法制史」(神戸学院大学)
    活動期間:2017年04月 ~ 2018年03月

  • タイトル:講義科目「法制史A」「法制史B」「法学」(姫路獨協大学)
    活動期間:2016年04月 ~ 2019年03月

作成した教科書、教材、参考書 【 表示 / 非表示

  • タイトル:講義科目「西洋法制史」「特別講義A(イングランド法学史)」のレジュメ教材
    活動期間:2020年04月 ~ 2022年03月

  • タイトル:講義科目「西洋法制史」のレジュメ教材(神戸学院大学)
    活動期間:2017年04月 ~ 2018年03月

  • タイトル:講義科目「法制史A」「法制史B」「法学」のレジュメ教材(姫路獨協大学)
    活動期間:2016年04月 ~ 2019年03月

教育方法・教育実践に関する発表、講演等 【 表示 / 非表示

  • タイトル:所属学部内FDでの報告(広島修道大学)
    活動期間:2021年04月 ~ 2021年07月

教育上の能力に関する大学等の評価 【 表示 / 非表示

  • タイトル:講義科目「西洋法制史」「特別講義A(イングランド法学史)」に関する授業評価(広島修道大学)
    活動期間:2020年04月 ~ 2022年03月

  • タイトル:「西洋法制史」に関する授業評価(神戸学院大学)
    活動期間:2017年04月 ~ 2018年03月

  • タイトル:「法制史A・B」および「法学」に関する授業評価(姫路獨協大学)
    活動期間:2016年04月 ~ 2019年03月

学内活動 【 表示 / 非表示

  • 活動名称:人権教育科目・運営委員
    活動期間:2022年04月 ~ 2023年03月

 

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 団体名:法制史学会
    委員名:近畿部会幹事
    年月:2016年01月 ~ 2018年01月