基本情報

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鳥山 道則

TORIYAMA MICHINORI

所属
生命環境学部 専任講師
生年
1980年
研究分野・キーワード
栄養シグナル, 神経科学, 細胞生物学
教育研究内容
発生時期の脳では膨大な数の神経細胞が生み出され、それらが正しく回路を作ることで記憶、学習、運動などが可能になります。この神経細胞の回路形成を制御する細胞外からのシグナルの一つにオメガ3脂肪酸が知られていますが、その生理的機能や作用機構は未だ不明な点が多く残されています。そこで、脳・神経系の発達時における神経幹細胞からの神経細胞の産生、神経突起の伸長、樹状突起スパインや一次繊毛の形成におけるオメガ3脂肪酸の機能をマウスや培養神経細胞を用いた解析から明らかにします。

留学歴 【 表示 / 非表示

  • 留学先:テキサス大学オースティン校
    経歴名:リサーチフェロー
    年月:2013年01月 ~ 2015年09月

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:博士(バイオサイエンス)
    分野名:ライフサイエンス / 細胞生物学
    授与機関名:奈良先端科学技術大学院大学
    取得方法:課程
    取得年月:2007年03月

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:ライフサイエンス / 細胞生物学

  • 研究分野:ライフサイエンス / 神経科学一般

論文 【 表示 / 非表示

  • タイトル:Combination of blockade of endothelin signalling and compensation of IGF1 expression protects the retina from degeneration
    誌名:CELLULAR AND MOLECULAR LIFE SCIENCES  81巻  1号
    出版年月:2024年12月
    著者:Shigesada Naoya, Shikada Naoya, Shirai Manabu, Toriyama Michinori, Higashijima Fumiaki, Kimura Kazuhiro, Kondo Toru, Bessho Yasumasa, Shinozuka Takuma, Sasai Noriaki

    DOI:10.1007/s00018-023-05087-x

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  • タイトル:Astrocyte-specific inhibition of primary cilium functions improves cognitive impairment during neuroinflammation by suppressing A1 astrocyte differentiation.
    出版年月:2023年10月
    著者:Nor Atiqah Binti Muhamad, Shota Furukawa, Sunsuke Yuri, Michinori Toriyama, Kohei Masutani, Chuya Matsumoto, Seiya Itoh, Yuichiro Shinagawa, Ayako Isotani, Manami Toriyama, Hiroshi Itoh

    DOI:10.1101/2023.10.01.560403

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  • 記述言語:英語
    タイトル:Dendritic cell proliferation by primary cilium in atopic dermatitis
    誌名:FRONTIERS IN MOLECULAR BIOSCIENCES  10巻  (頁 1149828)
    出版年月:2023年04月
    著者:Toriyama Manami, Rizaldy Defri, Nakamura Motoki, Atsumi Yukiko, Toriyama Michinori, Fujita Fumitaka, Okada Fumihiro, Morita Akimichi, Itoh Hiroshi, Ishii Ken J.

    DOI:10.3389/fmolb.2023.1149828
    掲載種別:研究論文(学術雑誌)

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  • タイトル:Dephosphorylation of neural wiring protein shootin1 by PP1 phosphatase regulates netrin-1-induced axon guidance
    誌名:Journal of Biological Chemistry  (頁 104687)
    出版年月:2023年04月
    著者:Ria Fajarwati Kastian, Kentarou Baba, Napol Kaewkascholkul, Hisashi Sasaki, Rikiya Watanabe, Michinori Toriyama, Naoyuki Inagaki

    DOI:10.1016/j.jbc.2023.104687
    掲載種別:研究論文(学術雑誌)

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  • 記述言語:英語
    タイトル:Hedgehog Signal and Genetic Disorders.
    誌名:Frontiers in genetics  10巻  (頁 1103)
    出版年月:2019年
    著者:Noriaki Sasai, Michinori Toriyama, Toru Kondo

    DOI:10.3389/fgene.2019.01103
    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:共著

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 賞名:第15回垣内三郎記念奨励研究賞
    受賞年月:2018年09月
    受賞区分:その他
    授与機関:日本生化学会
    受賞者(グループ):鳥山 道則

  • 賞名:太田油脂奨励研究賞
    受賞年月:2018年08月
    受賞区分:その他
    授与機関:日本脂質栄養学会
    受賞者(グループ):鳥山 道則

  • 賞名:文部科学大臣表彰 「若手科学者賞」
    受賞年月:2017年04月
    受賞区分:その他
    授与機関: 
    受賞者(グループ):鳥山 道則

  • 賞名:若手優秀発表賞
    受賞年月:2016年06月
    受賞区分:その他
    授与機関:日本細胞生物学会
    受賞者(グループ):鳥山 道則

  • 賞名:NAIST最優秀学生賞
    受賞年月:2007年03月
    受賞区分:その他
    授与機関:奈良先端科学技術大学院大学
    受賞者(グループ):鳥山 道則

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2021年04月 ~ 2024年03月
    タイトル:一次繊毛を基軸とした神経回路網形成機構の解明

  • 研究種目: 
    研究期間:2019年08月
    タイトル:不飽和脂肪酸による脳・神経系の発達および機能制御機構の解析

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  • 研究期間:2019年08月
    タイトル:不飽和脂肪酸による脳・神経系の発達および機能制御機構の解析
    提供機関:一般財団法人 糧食研究会
    制度名:令和元年度 一般公募研究

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  • 研究種目: 
    研究期間:2017年04月 ~ 2020年03月
    タイトル:一次繊毛による新たな神経回路形成機構の解明
    研究概要:一次繊毛は細胞膜から突出する突起状の小器官であり、細胞外からのシグナルの受容と細胞内への伝達を行う「アンテナ」のような機能を持つ。一次繊毛を介した細胞外からのシグナルの受容は、遺伝子発現の制御を経て組織形成、恒常性の維持など正常な生体機能に必須である。神経細胞も他の細胞と同様に一次繊毛を形成することがわかっているものの、その形成に関わる分子機構および生理的意義は不明な点が多い。本研究では、神経細胞における一次繊毛の形成機構の解析および神経細胞における一次繊毛の役割の解明を目標に研究を進めた。2018年度も前年度に引き続き、神経細胞の一次繊毛形成を制御する細胞外分子の同定および一次繊毛形成に必要とされる細胞内のシグナル伝達機構の解析を行った。これまでに神経成長因子に属するNGF、BDNF、NT-3や誘因性軸索ガイダンス分子であるNetrin-1、さらにDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などのオメガ3脂肪酸が神経細胞の一次繊毛形成を促進し、一次繊毛が長く伸長することを見出した。一方でWntの阻害因子であるDKK1は一次繊毛形成を抑制した結果、一次繊毛の長さが短くなることを明らかにした。特に、不飽和脂肪酸による一次繊毛の形成を促進する細胞内シグナル伝達機構として、細胞内カルシウム濃度上昇と、脱リン酸化酵素カルシニューリンの活性化、さらに転写因子NFAT(Nuclear factor of activated T-cells)の活性化が一次繊毛形成に必要とされることを見出した。加えて、RNAシークエンス法により不飽和脂肪酸の刺激により発現量が変動する遺伝子群の同定も完了した。

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  • 研究期間:2017年04月 ~ 2020年03月
    タイトル:一次繊毛による新たな神経回路形成機構の解明
    研究概要:一次繊毛は細胞膜から突出する突起状の小器官であり、細胞外からのシグナルの受容と細胞内への伝達を行う「アンテナ」のような機能を持つ。一次繊毛を介した細胞外からのシグナルの受容は、遺伝子発現の制御を経て組織形成、恒常性の維持など正常な生体機能に必須である。神経細胞も他の細胞と同様に一次繊毛を形成することがわかっているものの、その形成に関わる分子機構および生理的意義は不明な点が多い。本研究では、神経細胞における一次繊毛の形成機構の解析および神経細胞における一次繊毛の役割の解明を目標に研究を進めた。2018年度も前年度に引き続き、神経細胞の一次繊毛形成を制御する細胞外分子の同定および一次繊毛形成に必要とされる細胞内のシグナル伝達機構の解析を行った。これまでに神経成長因子に属するNGF、BDNF、NT-3や誘因性軸索ガイダンス分子であるNetrin-1、さらにDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などのオメガ3脂肪酸が神経細胞の一次繊毛形成を促進し、一次繊毛が長く伸長することを見出した。一方でWntの阻害因子であるDKK1は一次繊毛形成を抑制した結果、一次繊毛の長さが短くなることを明らかにした。特に、不飽和脂肪酸による一次繊毛の形成を促進する細胞内シグナル伝達機構として、細胞内カルシウム濃度上昇と、脱リン酸化酵素カルシニューリンの活性化、さらに転写因子NFAT(Nuclear factor of activated T-cells)の活性化が一次繊毛形成に必要とされることを見出した。加えて、RNAシークエンス法により不飽和脂肪酸の刺激により発現量が変動する遺伝子群の同定も完了した。
    提供機関:日本学術振興会
    制度名:科学研究費助成事業 若手研究(A)

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担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:生命環境学部

    授業科目名:医科学入門A

    授業形式:代表者

担当経験のある授業科目(学内・学外) 【 表示 / 非表示

  • 科目:Advanced Topics in Bioscience
    機関名:奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科

  • 科目:基礎医化学実験Ⅱ
    機関名:関西学院大学理工学部

  • 科目:先端医化学実験Ⅰ
    機関名:関西学院大学理工学部

  • 科目:基礎医化学入門
    機関名:関西学院大学理工学部

  • 科目:基礎医化学実験Ⅰ
    機関名:関西学院大学理工学部