桑原 圭裕
KUWABARA Yoshihiro
出身大学 【 表示 / 非表示 】
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学校名:関西学院大学
学部(学系)名:文学部
学科・専攻等名:美学科
学校の種類:大学
卒業年月:2004年03月
卒業区分:卒業
国名:日本国
出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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学校名:関西学院大学
学部等名:文学研究科
修了課程:博士課程
修了年月:2009年03月
修了区分:単位取得満期退学
国名:日本国 -
学校名:関西学院大学
学部等名:文学研究科
修了課程:修士課程
修了年月:2006年03月
修了区分:修了
国名:日本国
学位 【 表示 / 非表示 】
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学位名:博士(芸術学)
分野名:人文・社会 / 美学、芸術論
授与機関名:関西学院大学
取得方法:課程
取得年月:2012年03月 -
学位名:修士(芸術学)
分野名:人文・社会 / 美学、芸術論
授与機関名:関西学院大学
取得方法:課程
取得年月:2006年03月 -
学位名:学士(美学)
分野名:人文・社会 / 美学、芸術論
授与機関名:関西学院大学
取得方法:課程
取得年月:2004年03月
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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所属学協会名:日本映像学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:日本アニメーション学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:美学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:広島芸術学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:美学会
学会所在国:日本国
研究経歴 【 表示 / 非表示 】
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研究課題名:アニメーションの動きの研究
研究期間:2006年04月 ~ 継続中
研究態様(個人・共同別)区分:個人研究
研究制度:(選択しない)
研究活動内容:1960年代以降から乱立するアニメスタジオで、「動かさない表現」が様々な発展を遂げて日本特有の作画技法として確立されていくまでの推移を追跡しています。
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研究課題名:アンサンブル・フィルム研究
研究期間:2006年04月 ~ 継続中
研究態様(個人・共同別)区分:個人研究
研究制度:(選択しない)
研究活動内容:アンサンブル・フィルムを好んで制作している作家ごとに、その表現の差異を分析しています。
論文 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:宮本裕子著『フライシャー兄弟の映像的志向 混淆するアニメーションとその空間』水声社、2020年6月
誌名:映像学 105巻 0号 (頁 117 ~ 120)
出版年月:2021年01月
著者:桑原 圭裕DOI:10.18917/eizogaku.105.0_117
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記述言語:日本語
タイトル:アンサンブル・フィルムにおける物語世界の内と外
誌名:美学論究 32巻 (頁 1 ~ 22)
出版年月:2017年03月
著者:桑原 圭裕掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
共著区分:単著
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記述言語:日本語
タイトル:映画的なるものとしてのフォトジェニー ポール・トーマス・アンダーソン作品を中心に
誌名:『人文論究』 64巻 3号 (頁 37 ~ 57)
出版年月:2014年12月
著者:桑原 圭裕掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
共著区分:単著
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記述言語:日本語
タイトル:日本アニメーションにおける動きの研究
出版年月:2012年03月
著者:桑原圭裕掲載種別:学位論文(その他)
共著区分:単著
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記述言語:日本語
タイトル:ロバート・アルトマンのアンサンブル映画 〜サブリミナル・リアリティを起点として〜
誌名:『美学』236号
出版年月:2010年06月
著者:桑原圭裕掲載種別:研究論文(学術雑誌)
共著区分:単著
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:サービスの国際化とマーケティング
出版者・発行元:五絃舎
出版年月:2014年03月
著者:村上薫、永田彰子、永田祥子、桑原圭裕
著書種別:学術書
担当区分:共著
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記述言語:日本語
タイトル:「戦後」日本映画論 〜一九五〇年代を読む〜
出版者・発行元:青弓社
出版年月:2012年12月
著者:ミツヨ・ワダ・マルシアーノ、西村大志、鳥羽耕史、中村秀之、藤木秀朗、木下千花、谷川健司、ハン・ナミ、桑原圭裕、土居伸彰、長門洋平、冨田美香
著書種別:学術書
担当範囲:第9章 「戦前から戦後におけるアニメーションのスタイルの変遷 ―東映動画を中心に」、220頁〜246頁
担当区分:共著
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記述言語:日本語
タイトル:現代映画思想論の行方
出版者・発行元:晃洋書房
出版年月:2010年07月
著者:浅沼圭司、崔泳喆、近藤耕人、豊原正智、橋本英治、末永航、石塚洋史、橋本淳、朴紀玲、松野敬文、桑原圭裕、永田彰三、中村聡史、田中晋平、赤井敏夫、笹川慶子、田之頭一知
著書種別:学術書
担当範囲:第11章「宮崎駿作品における同化と異化 —「漫画映画」と「アニメーション」の境界線から」、215頁〜233頁
担当区分:共著
MISC 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:エッセイ:「コロナ禍の映画鑑賞 ――『おもひでぽろぽろ』に魅せられて」
出版者・発行元:関西学院大美学芸術学会
誌名:美学論究 37巻
出版年月:2021年09月
著者:桑原 圭裕
掲載種別:その他
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記述言語:日本語
タイトル:エッセイ:「コロナ禍の映画鑑賞 ――『おもひでぽろぽろ』に魅せられて」
出版者・発行元:関西学院大美学芸術学会
誌名:美学論究 37巻
出版年月:2021年09月
著者:桑原 圭裕
掲載種別:その他
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記述言語:日本語
タイトル:レヴュー:宮本裕子著『フライシャー兄弟の映像的志向』
出版者・発行元:日本映像学会
誌名:映像学 105号 (頁 117 ~ 120)
出版年月:2021年01月
著者:桑原 圭裕
掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
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記述言語:日本語
タイトル:レヴュー:宮本裕子著『フライシャー兄弟の映像的志向』
出版者・発行元:日本映像学会
誌名:映像学 105号 (頁 117 ~ 120)
出版年月:2021年01月
著者:桑原 圭裕
掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
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記述言語:日本語
タイトル:エッセイ:「やぶにらみの映像学」
出版者・発行元:関西学院大学美学芸術学会
誌名:美学論究 36巻
出版年月:2020年09月
著者:桑原圭裕
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
Works(作品等) 【 表示 / 非表示 】
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作品名:かわぐちかいじ イメージの創造
発表年月:2013年11月作品分類:その他
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作品名:かわぐちかいじ展 〜マンガ表現とその現場〜
発表年月:2011年10月 ~ 2011年11月作品分類:芸術活動
共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示 】
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研究期間:2006年04月
タイトル:アニメーションの動きの研究
研究概要:映像学の分野で特にアニメーションを中心に研究しています。「アニメ」が世界的人気を獲得すると同時に、その表現からはアニメーションの本質である「動き」が失われていることを問題視しています。しかし、見方によれば動かないアニメが一般化した背景には、日本の文化的性質に根ざした固有の感性や習慣が深く関係していると想定し、「アニメ」表現の特異性を考察しています。
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研究期間:2006年04月
タイトル:アンサンブル・フィルム研究
研究概要:群像劇映画の中でも、近年数多く制作されている「アンサブル・フィルム」の映画形式に注目し、複数のメインキャラクターによる複数のエピソードで構成される物語とその映像表現における重層的なイメージの知覚の関係に、これまでのモンタージュ理論にない新たな概念を求める試みを行っています。
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
会議名:日本アニメーション学会第22回大会「渡辺泰先生追悼シンポジウム」
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2020年09月
開催地:オンライン
タイトル:「渡辺泰講座を振り返って」
会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
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記述言語:日本語
会議名:美学会西部会第314回研究発表会
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2017年07月
開催地:同志社大学
タイトル:映像と音の同期に関する考察 0,1秒のリアリティ
会議種別:口頭発表(一般)
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記述言語:日本語
会議名:日本映像学会第42回大会
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2016年05月
開催地:日本映画大学
タイトル:映画ショットに現れる風土性に関する一考察 湿度の違いを中心に
会議種別:口頭発表(一般)
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記述言語:日本語
会議名:日本アニメーション学会西日本支部第25回研究会
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2015年09月
開催地:大阪デザイナーズ学院
タイトル:「手塚治虫研究の新たな展開」
会議種別:口頭発表(一般)
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記述言語:日本語
会議名:日本映像学会第41回大会
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2015年05月
開催地:京都造形芸術大学
タイトル:アンサンブル・フィルムにおける物語世界の内と外
会議種別:口頭発表(一般)
担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示 】
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:文学部
授業科目名:人文学総合21
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:文学研究科前期
授業科目名:修士論文
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:文学研究科前期
授業科目名:修士論文
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:文学研究科前期
授業科目名:修士論文
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:文学研究科後期
授業科目名:博士論文作成演習
授業形式:代表者
担当経験のある授業科目(学内・学外) 【 表示 / 非表示 】
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科目:卒業論文
機関名:関西学院大学 -
科目:卒業論文
機関名:関西学院大学 -
科目:卒業論文
機関名:関西学院大学 -
科目:人文演習I
機関名:関西学院大学
教育内容・方法の工夫 【 表示 / 非表示 】
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タイトル:学生の授業外における学習促進のための取り組み
活動期間:2006年04月 ~ 継続中 -
タイトル:優れた教育方法の実践例
活動期間:2006年04月 ~ 継続中 -
タイトル:授業内容のWeb上での公開
活動期間:2006年04月 ~ 継続中
作成した教科書、教材、参考書 【 表示 / 非表示 】
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タイトル:サービスの国際化とマーケティング
活動期間:2014年03月 -
タイトル:「戦後」日本映画論 〜一九五〇年代を読む〜
活動期間:2012年10月 -
タイトル:現代映画思想論の行方
活動期間:2010年07月
実務の経験を有する者についての特記事項 【 表示 / 非表示 】
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タイトル:「かわぐちかいじ展 〜マンガ表現とその現場〜」企画・図録編集担当(尾道市立美術館)
活動期間:2010年06月 ~ 2011年11月
学内活動 【 表示 / 非表示 】
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活動名称:レジデンスセンター副長
活動期間:2024年04月 ~ 2025年03月 -
活動名称:学生活動支援機構長補佐(学生副部長)
活動期間:2023年04月 ~ 2025年03月 -
活動名称:国際連携機構レジデンスセンター副長
活動期間:2023年04月 ~ 2024年03月 -
活動名称:学部長室委員
活動期間:2021年04月 ~ 2023年03月 -
活動名称:学部長補佐
活動期間:2017年04月 ~ 2019年03月
委員歴 【 表示 / 非表示 】
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団体名:美学会
委員名:委員
年月:2016年10月 ~ 継続中 -
団体名:美学会
委員名:委員
年月:2016年10月 ~ 継続中 -
団体名:日本映像学会
委員名:理事(機関紙編集委員)
年月:2016年05月 ~ 継続中 -
団体名:日本映像学会
委員名:理事(機関紙編集委員)
年月:2016年05月 ~ 継続中 -
団体名:日本映像学会
委員名:理事
年月:2016年05月 ~ 継続中
社会貢献活動 【 表示 / 非表示 】
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タイトル:日本万博博覧会記念基金事業
年月:2017年10月 ~ 2020年03月概要:芸術文化活動助成制度の審査員
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タイトル:「シェイクスピア没後400年公演『テンペスト』」
年月:2016年05月概要:関西学院大学院長企画として、インターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドンによるシェイクスピア劇『テンペスト』が上演された。公演前の作品解説、公演後の質疑応答の司会、劇団員と関西学院大学の演劇に関心のある学生とのワークショップを行った。
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タイトル:「シェイクスピア没後400年公演『テンペスト』」
年月:2016年05月概要:関西学院大学院長企画として、インターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドンによるシェイクスピア劇『テンペスト』が上演された。公演前の作品解説、公演後の質疑応答の司会、劇団員と関西学院大学の演劇に関心のある学生とのワークショップを行った。
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タイトル:「アニメへのまなざし 手塚治虫が遺したもの」
年月:2014年08月概要:滋賀県立近代美術館において開催された展覧会「手塚治虫展」(2014年7月12日〜8月31日)のイベントとして講演会を行った。まず、具体的に虫プロのアニメ作品と海外作品の動きの表現を比較し、手塚が産み出した動画作業を極力排除した新たなアニメの形はそれまでのアニメ制作の常識を覆したものであったことを確認した。この新たなアニメの形は日本のアニメ産業の生産性を飛躍的に向上させ、世界的な人気を獲得する成果をもたらした。しかし、そのような手塚アニメに見られる動きを排除した表現は、日本のアニメからアニメーション本来の魅力である動きの表現を減少させ、またその担い手であるアニメーターの技術不足という大きな課題をのこしている。本講演では手塚作品が日本アニメ界への多大な貢献を考慮しながらも、一般的には見過ごされがちな負の側面に光をあてることで、今日の日本アニメの抱える重要な問題を明らかにした。
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タイトル:「アニメへのまなざし 手塚治虫が遺したもの」
年月:2014年08月概要:滋賀県立近代美術館において開催された展覧会「手塚治虫展」(2014年7月12日〜8月31日)のイベントとして講演会を行った。まず、具体的に虫プロのアニメ作品と海外作品の動きの表現を比較し、手塚が産み出した動画作業を極力排除した新たなアニメの形はそれまでのアニメ制作の常識を覆したものであったことを確認した。この新たなアニメの形は日本のアニメ産業の生産性を飛躍的に向上させ、世界的な人気を獲得する成果をもたらした。しかし、そのような手塚アニメに見られる動きを排除した表現は、日本のアニメからアニメーション本来の魅力である動きの表現を減少させ、またその担い手であるアニメーターの技術不足という大きな課題をのこしている。本講演では手塚作品が日本アニメ界への多大な貢献を考慮しながらも、一般的には見過ごされがちな負の側面に光をあてることで、今日の日本アニメの抱える重要な問題を明らかにした。