吉田 元子
YOSHIDA Motoko
私たちは、他者と関わりながら社会生活を営む中で、大なり小なり、様々な紛争に遭遇しています。紛争の解決を当事者に任せて放置してばかりでは、本来勝つべき人が、相手よりもパワーがないばかりに泣き寝入りせざるを得なくなる危険があります。それを避けるために、国家は、民法や商法のような民事実体法に私人の権利義務に関する要件と効果を規定していますが、権利や義務は目に見えるものではなく、その存否を公正で適切に判断することは容易ではありません。人類は、長年にわたって様々な民事紛争処理システムを考案し、そのような手続の実現を目指し続けています。
それらの中で最も慎重で強制力があるとされているのは、裁判所が判断を下す民事訴訟手続であり、民事訴訟法によって規律されています。その一方で、近時は、当事者意思がより明確に反映されやすい、例えば和解、調停、仲裁のような裁判以外の紛争処理システムを整備し積極的に活用しようという動きが、世界レベルで見受けられます。民事訴訟法を中心に、民事紛争処理システムの国内外における展開と十分な手続保障を前提とする適正な手続のあり方を、日々追究しています。
出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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学校名:レーゲンスブルク大学
学部等名:法学研究科
修了課程:博士課程
修了年月:2000年07月
修了区分:修了
国名:ドイツ連邦共和国 -
学校名:上智大学
学部等名:法学研究科
修了課程:博士課程
修了年月:2000年03月
修了区分:単位取得満期退学
国名:日本国
学位 【 表示 / 非表示 】
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学位名:博士(法学)
分野名:人文・社会 / 民事法学
授与機関名:上智大学
取得方法:論文
取得年月:2002年03月 -
学位名:Doctor of Philosophy
分野名:人文・社会 / 民事法学
授与機関名:レーゲンスブルク大学(ドイツ連邦共和国)
取得方法:課程
取得年月:2000年07月
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:民事訴訟法重要問題講義 下巻[第2版]
出版者・発行元:成文堂
出版年月:2019年04月
著者:木川統一郎,清水宏,吉田元子
著書種別:教科書・概説・概論
担当区分:共著
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記述言語:日本語
タイトル:民事訴訟法重要問題講義 上巻[第2版]
出版者・発行元:成文堂
出版年月:2019年04月
著者:木川統一郎,清水宏,吉田元子
著書種別:教科書・概説・概論
担当区分:共著
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記述言語:日本語
タイトル:裁判所による和解条項の裁定
出版者・発行元:成文堂
出版年月:2002年02月
著者:吉田元子
著書種別:学術書
担当区分:単著
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記述言語:ドイツ語
タイトル:Die Informationsbeschaffung im Zivilprozess
出版者・発行元:Peter Lang Verlag
出版年月:2001年
著者:Motoko Yoshida
著書種別:学術書
担当区分:単著
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
会議名:民事訴訟法学会
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2010年05月
開催地:関西学院大学
タイトル:裁判所による和解条項の裁定とその効力
会議種別:口頭発表(一般)
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記述言語:英語
会議名:International Congress of Comparative Law
国際・国内会議:国際会議
開催年月:2006年07月
開催地:Utrecht, Netherlands
タイトル:Classification Society
会議種別:口頭発表(一般)
担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示 】
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学研究科前期
授業科目名:リサーチ演習
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学研究科前期
授業科目名:リサーチ演習
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学部
授業科目名:基本演習
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学部
授業科目名:専門導入演習
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学研究科前期
授業科目名:民事訴訟法
授業形式:代表者