基本情報

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宗前 清貞

SOMAE Kiyosada

所属
総合政策学部 教授
生年
1964年
研究分野・キーワード
Healthcare System, Public Policy, 公共政策, 医療制度
教育研究内容
国や地方自治体が策定し、実施する一連の問題解決技法を「公共政策」と呼びますが、私は公共政策がどのように作られ、またどのように変化するか、あるいは変化しないか、を研究しています。国民の必要性は最も重要な要素ですが、お金の有無や用意できる額の多寡、見通しの付きやすさ、今までの制度との整合性など、公共政策が新たに作られたり、あるいは変化させたりするのはかなりいろいろなことを考慮して決めています。

私は、命に関わるという意味で多くの国民が関心を持ち、しかしそれを実際に運営するのはプロの手に任せるしかない、という政策領域である医療政策・医療制度を研究しています。非常に長い時間をかけて、ゆっくりと少しずつ変化してきた、この政策の変化は、人間の知恵と工夫を感じられる点で、学ぶところが多い領域だと思っています。
SDGs 関連ゴール

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 学校名:東北大学
    学部(学系)名:法学部

    学校の種類:大学
    卒業年月:1990年03月
    卒業区分:卒業
    国名:日本国

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 学校名:東北大学
    学部等名:法学研究科
    学科等名:政治学専攻

    修了課程:博士課程
    修了年月:1999年09月
    修了区分:単位取得満期退学
    国名:日本国

  • 学校名:東北大学
    学部等名:法学研究科
    学科等名:政治学専攻

    修了課程:修士課程
    修了年月:1993年03月
    修了区分:修了
    国名:日本国

留学歴 【 表示 / 非表示

  • 留学先:カリフォルニア大学アーバイン校
    経歴名:協定留学大学院生
    年月:1994年09月 ~ 1995年06月

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:博士(法学)
    分野名:人文・社会 / 政治学
    授与機関名:東北大学
    取得方法:論文
    取得年月:2020年02月

  • 学位名:修士(法学)
    分野名:人文・社会 / 政治学
    授与機関名:東北大学
    取得方法:課程
    取得年月:1993年03月

  • 学位名:法学士
    分野名:人文・社会 / 政治学
    授与機関名:東北大学
    取得方法:課程
    取得年月:1990年03月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    部署名:総合政策学部 都市政策学科
    職名:教授
    年月:2021年04月 ~ 継続中

  • 所属:関西学院大学
    部署名:総合政策学部
    職名:准教授
    年月:2016年04月 ~ 2021年03月

  • 所属:大阪薬科大学
    部署名:総合科学系
    職名:教授
    年月:2013年04月 ~ 2016年03月

  • 所属:琉球大学
    部署名:法文学部
    職名:准教授
    年月:1999年10月 ~ 2013年03月

  • 所属:財団法人ふくしま自治研修センター
    部署名:教務部
    職名:教授
    年月:1996年04月 ~ 1999年09月

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 所属学協会名:日本政治学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:日本行政学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:日本公共政策学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:関西行政学研究会
    学会所在国:日本国

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:人文・社会 / 政治学

論文 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    タイトル:医療制度における冗長性--保健所再編の政策過程
    誌名:年報行政研究  57巻  (頁 41 ~ 60)
    出版年月:2022年05月
    著者:宗前清貞

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    専門分野:人文・社会 / 政治学,ライフサイエンス / 衛生学、公衆衛生学分野:実験系を含まない

  • 記述言語:日本語
    タイトル:地方政府と医療行政:政府間関係における政策の展開
    誌名:大阪薬科大学紀要  13号  (頁 57 ~ 77)
    出版年月:2019年03月
    著者:宗前清貞

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:単著

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  • 記述言語:日本語
    タイトル:戦中期の医療体制整備と戦後医療政策の展開
    誌名:大阪薬科大学紀要  9号  (頁 19 ~ 33)
    出版年月:2015年03月
    著者:宗前 清貞

    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
    共著区分:単著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:行政に対する「期待値」の背景-政治変容と改革理念の相関-
    誌名:季刊行政相談  144号  (頁 46 ~ 51)
    出版年月:2015年02月
    著者:宗前 清貞

    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
    共著区分:単著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:補助線としての雇用―福祉レジーム論の批判的検討―
    誌名:レヴァイアサン  53号  (頁 117 ~ 124)
    出版年月:2013年10月
    著者:宗前 清貞

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:単著

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    タイトル:日本医療の近代史:制度形成の歴史分析
    出版者・発行元:ミネルヴァ書房
    出版年月:2020年03月
    著者:宗前清貞

    著書種別:学術書
    担当区分:単著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:政策と地域 (これからの公共政策学 4)
    出版者・発行元:ミネルヴァ書房
    出版年月:2020年04月
    著者:焦従勉, 藤井誠一郎, 永松伸吾, 永田尚三, 宗前清貞, 中井歩, 的場信敬

    著書種別:学術書
    担当範囲:第3章 医療行政における地方政府:医療制度の変化とその対応
    担当区分:共著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:現代日本政治の争点
    出版者・発行元:法律文化社
    出版年月:2013年11月
    著者:宗前 清貞

    著書種別:学術書
    担当範囲:専門性の政治過程:現代政治における医療政策の位相
    担当区分:共著

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  • 記述言語:日本語
    タイトル:専門知と政治
    出版者・発行元:早稲田大学出版部
    出版年月:2009年07月
    著者:宗前 清貞

    著書種別:学術書
    担当範囲:医療政策における専門知の形成と機能
    担当区分:共著

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  • 記述言語:日本語
    タイトル:政策開発―調査・立案・調整の能力
    出版者・発行元:ぎょうせい
    出版年月:1998年04月
    著者:宗前 清貞

    著書種別:学術書
    担当範囲:職員研修における政策研修の進め方
    担当区分:分担執筆

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 賞名:著作章
    受賞年月:2021年06月
    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞
    授与機関:日本公共政策学会
    専門分野:人文・社会 / 政治学,ライフサイエンス / 医療管理学、医療系社会学

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2020年04月 ~ 2023年03月
    タイトル:治療制約の政治学:アイディアとしてのEBM

  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2017年04月 ~ 2020年03月
    タイトル:福祉国家と地方政府:地方行政の総合化と母子保健
    研究概要:研究は特に問題なく進展している。2018年度は主に地方政府における公衆衛生行政の萌芽と発達について研究した。1930年代後半には、厚生省の分離独立、保健所の創設、そして保健婦制度の創設と市町村配置が行われているが、これらは高度国防国家化の一環として展開された、軍事色の強い政策ではあった。
    <BR>
    ただし、保健婦は中等教育卒業に加えて三年以上の専門教育を前提とするなど、当時の女性の標準的なキャリアから考えればかなり高度な資格として設定されていた。こうした職員が市町村レベルで配備されたことで、結核予防・治療と周産期保健の向上に一定の成果を得る事になった上に、市町村行政の範囲が拡大し、いわゆる「総合行政化」が進んでいったのである。
    <BR>
    これらの研究は、2019年3月に論文「地方政府と医療行政-政府間関係における政策の展開-」(『大阪薬科大学紀要13号』)として公刊した。また、この歴史的研究を編み込んで、現代の地方政府における医療行政について総合的に論じた教科書『政策と地域 第3章』(ミネルヴァ書房、近刊)も執筆した。さらに近々公刊を予定している単著『医療制度の歴史分析(仮題)』(出版社未定)の第3章及び第4章に研究成果を反映させ、医療制度の歴史的展開について学術的な貢献を行った。

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  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2012年04月 ~ 2016年03月
    タイトル:戦後日本の医療政策概観:福祉国家研究における特異な政策領域として
    研究概要:医療は、疾病・老化・失業などの生活リスクを防止する、福祉国家において不可欠の機能であり、社会保障制度による経済的アクセスの保障と、医療サービス自体の充実が重要とされた。そのため戦後日本社会では量的拡張が積極的に展開された。
    本研究はその原点が戦中期(1930-1945年)にあり、特に医師養成の拡大や福祉行政における市町村の主体化(総合化)が主因であることを提起した。歴史的には医療が稀少でなかったことは無いが、わが国の場合特に戦中期の軍国主義的拡張が、充分な発達を遂げる前にリベラルな福祉機能へ転化したため、早期の皆保険化など医療面の充実をもたらしたのである。

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  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2011年
    タイトル:一党優位体制の功罪-自民党政権そしてその後
    研究概要:自民党一党優位体制が終焉したことは、その正確な時期をめぐっては議論の余地はあるものの、ほぼ間違いない。そこで、政権交代が起こったという事実を前に、自民党政権とはどのような政権であったのかを検討した。研究成果は政治学会年報2012年I『自民党と政権交代』」として近く出版される。

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  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2008年 ~ 2010年
    タイトル:医療政策における専門情報の基礎的検討
    研究概要:この研究は、医療政策における(特に医師など独占的な)専門知識が、制度変化期の政策形成にどれほど影響力を有しているか解明しようと試みた。社会経済的変化は医療システムと知識の優越性の双方を規定し、一定の条件が揃えば非専門家が専門性の高い領域における政策変更を成し遂げることが理解できた。

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担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:総合政策学部

    授業科目名:保健医療政策論

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:総合政策学部

    授業科目名:卒業論文

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:総合政策学部

    授業科目名:基礎演習

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:総合政策研究科前期

    授業科目名:政策科学特論

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:総合政策学部

    授業科目名:研究演習I

    授業形式:代表者

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担当経験のある授業科目(学内・学外) 【 表示 / 非表示

  • 科目:教育制度の公共政策分析
    機関名:東京大学

  • 科目:公共政策学
    機関名:大阪府立大学

  • 科目:現代政治の課題(一般教養政治学)
    機関名:琉球大学

  • 科目:地方自治論
    機関名:琉球大学, 沖縄大学, 関西学院大学

  • 科目:政策評価研究
    機関名:琉球大学

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学内活動 【 表示 / 非表示

  • 活動名称:副学部長
    活動期間:2021年04月 ~ 2023年03月

  • 活動名称:学部長補佐(学生生活担当)
    活動期間:2020年04月 ~ 2021年03月

  • 活動名称:学部長室委員
    活動期間:2017年04月 ~ 2019年03月

 

社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • タイトル:復興支援 女川中学 職業体験キャンプ
    年月:2012年01月 ~ 2015年09月

    概要:東日本大震災の被害が宮城県沿岸部できわめて甚大だった牡鹿郡女川町の中学生が、就業体験を首都圏で、しかも広い業種から行うことをサポートする活動。

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