基本情報

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宇和川 雄

UWAGAWA YU

所属
文学部 教授
研究分野・キーワード
ドイツ文学, 思想史, 文化史
教育研究内容
20世紀には二つの世界大戦がありました。ドイツはその中心にあった国です。この二つの世界大戦を通して、18・19世紀にかたちづくられたヨーロッパの近代市民社会の理念は大きな危機に直面します。テクノロジーの発達と情報メディアの多様化、ナショナリズムの高揚とナチズムの台頭、そしてディアスポラとカタストロフィー。先の見えない混沌のなかで、この時代の人々は、不安と期待のあいだで揺れながら〈再出発〉を余儀なくされました。20世紀の文学と思想のひとつの原点は、まさにここにあると言えるでしょう。この戦間期ドイツの文学と思想が、いまのわたしの主な研究対象です。例えばヴァルター・ベンヤミンというユダヤ人の批評家がいますが、この人は文学や映画を〈味読〉しながら、「複製技術」とは何か、「言語」とは何か、「暴力」とは何かという根本的な問題に取り組んでいました。第一次世界大戦から100年を経たいまの時代も、EU・日本を問わず、ベンヤミンの時代におとらず見通しのきかない不透明なものです。ベンヤミンの様々な〈問い〉を手がかりにして〈いま〉を考えることが、わたしの今後の研究課題です。

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:博士(文学)
    分野名:人文・社会 / ヨーロッパ文学
    授与機関名:京都大学
    取得方法:課程
    取得年月:2016年03月

  • 学位名:修士(文学)
    分野名:人文・社会 / ヨーロッパ文学
    授与機関名:京都大学
    取得方法:課程
    取得年月:2010年03月

  • 学位名:学士
    分野名:人文・社会 / 美学、芸術論
    授与機関名:京都大学
    取得方法:課程
    取得年月:2008年03月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    部署名:文学部
    職名:教授
    年月:2023年04月 ~ 継続中

  • 所属:関西学院大学
    部署名:文学部 文学言語学科
    職名:助教
    年月:2017年04月 ~ 2023年03月

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:人文・社会 / ヨーロッパ文学

研究経歴 【 表示 / 非表示

  • 研究課題名:「オリジナル」とはどういうことか?―近現代ドイツ語圏文学における「複製」の問題圏

    研究期間:2018年04月 ~ 継続中
    研究態様(個人・共同別)区分:国内共同研究
    研究制度:科学研究費補助金

  • 研究課題名:形態からイメージの科学へ――形態学を変異させるベンヤミンの三つの方法

    研究期間:2010年04月 ~ 2013年04月
    研究態様(個人・共同別)区分:個人研究
    研究制度:科学研究費補助金

論文 【 表示 / 非表示

  • タイトル:「ベンヤミンとダーウィン――進化論について」
    誌名:関西学院大学人文学会『人文論究』第68号第1号  (頁 63 ~ 86)
    出版年月:2022年05月
    著者:宇和川雄

  • タイトル:「アドルノとベンヤミン――自律的芸術の救済をめぐって」
    誌名:関西学院大学文学部ドイツ文学研究室『KGゲルマニスティク』第23・24・25合併号  (頁 25 ~ 46)
    出版年月:2022年02月
    著者:宇和川雄

  • タイトル:「複製と記録――ヴァルター・ベンヤミンからボリス・グロイスへ」
    誌名:日本独文学会研究叢書147号『「オリジナル」とはどういうことか――近現代ドイツ語圏文学における複製の問題圏――』  (頁 34 ~ 48)
    出版年月:2021年10月
    著者:宇和川雄

  • タイトル:「阪神間モダニズムとユダヤ人像――『細雪』、『アドルフに告ぐ』、『ミーナの行進』」
    誌名:神戸・ユダヤ文化研究会『ナマール』  第24号巻  (頁 2 ~ 18)
    出版年月:2020年02月
    著者:宇和川雄

  • 記述言語:日本語
    タイトル:ヴァルター・ベンヤミンにおける普遍史の理念
    誌名:関西学院大学人文学会『人文論究』第68号第1号
    出版年月:2018年05月
    著者:宇和川雄

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:単著

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 賞名:公益財団法人ドイツ語学文学振興会 振興会奨励賞 
    受賞年月:2013年05月
    受賞国:日本国
    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞
    授与機関:公益財団法人ドイツ語学文学振興会
    受賞者(グループ):宇和川雄

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2018年04月 ~ 継続中
    タイトル:「オリジナル」とはどういうことか?―近現代ドイツ語圏文学における「複製」の問題圏

  • 研究種目:特別研究員奨励費
    研究期間:2010年04月 ~ 2013年04月
    タイトル:形態からイメージの科学へ――形態学を変異させるベンヤミンの三つの方法

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本独文学会京都支部春季研究発表会
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2017年06月
    開催地:立命館大学
    タイトル:ヴァルター・ベンヤミンにおける普遍史の理念
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本独文学会2016年秋季研究発表会
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2016年10月
    開催地:関西大学
    タイトル:聖槍としての貨幣――ジンメルの貨幣論における「高貴性」の概念について(シンポジウム:〈かけがえがない〉とはどういうことか?――近現代ドイツ語圏文学における交換(不)可能性の主題)
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本アイヒェンドルフ協会研究発表会
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2015年05月
    開催地:武蔵大学
    タイトル:「芸術は明朗か」――ベンヤミンの技術論について
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本独文学会2013年秋季研究発表会
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2013年09月
    開催地:北海道大学
    タイトル:ゲシュタルト論争――ベンヤミンのグンドルフ批判
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本独文学会2012年秋季研究発表会(於中央大学)
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2012年10月
    開催地:中央大学
    タイトル:文献学と歴史――グリムからベンヤミンまで
    会議種別:口頭発表(一般)

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担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:文学部

    授業科目名:ドイツ学入門

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:文学研究科前期

    授業科目名:ドイツ文化特殊講義

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:文学研究科前期

    授業科目名:ドイツ文化特殊講義

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:文学部

    授業科目名:ドイツ文化資料研究

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:文学部

    授業科目名:ドイツ文学演習I

    授業形式:代表者

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学内活動 【 表示 / 非表示

  • 活動名称:学部長補佐
    活動期間:2019年04月 ~ 2021年03月