基本情報

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金村 進吾

Kanemura Shingo

研究分野・キーワード
タンパク質科学、生化学、構造生物学
研究概要
全タンパク質の約3分の1は、細胞小器官の一つ小胞体内において、二つのシステインのチオール基間の共有結合(ジスルフィド結合)形成を受け、天然型の立体構造を構築することで生理機能を獲得する。一方、時として非天然型のジスルフィド結合が形成された場合、通常修復や分解除去されるシステムが存在するが、これら異常タンパク質が蓄積するとアルツハイマー病などの神経変性疾患や糖尿病などの疾病の原因となる。このため、生物の生命活動においてタンパク質のジスルフィド結合の形成過程は特に重要であり、生物学的、医学的にも意義深い研究対象である。タンパク質のジスルフィド結合形成を触媒する酵素として、約20種類ものPDIファミリー及び幾種かのPDI酸化酵素が同定されており、複雑かつ巧妙なジスルフィド結合形成ネットワークを形成している。私は、生化学、構造生物学、生物物理学などを駆使し、このネットワークを司る酵素群の構造・機能の解明に向けた研究を進めている。

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 学校名:関西学院大学
    学部(学系)名:理工学部
    学科・専攻等名:化学科

    学校の種類:大学
    卒業年月:2012年03月
    卒業区分:卒業
    所在国:日本国

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 大学院名:関西学院大学
    研究科名:理工学研究科
    専攻名:化学専攻

    修了課程:修士課程
    修了年月:2014年03月
    修了区分:修了
    所在国:日本国

  • 大学院名:東北大学
    研究科名:生命科学研究科
    専攻名:分子生命科学専攻

    修了課程:博士課程
    修了年月:2017年03月
    修了区分:修了
    所在国:日本国

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:博士(生命科学)
    学位の分野名:構造生物化学
    学位授与機関名:東北大学
    取得方法:課程
    取得年月:2017年03月

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 所属(勤務)先名:東北大学
    所属部署名:学際科学フロンティア研究所
    経歴名:博士研究員
    経歴期間:2017年04月 ~ 2018年03月

所属学会・委員会 【 表示 / 非表示

  • 所属学会:日本分子生物学会

    学会所在国:日本国

  • 所属学会:日本蛋白質科学会

    学会所在国:日本国

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 専門分野(科研費分類):生物物理学

  • 専門分野(科研費分類):構造生物化学

 

学位論文 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:英語
    論文題目名:A novel regulatory mechanism of Ero1α, a primary disulfide bond formation catalyst in human cells(ヒト由来ジスルフィド結合形成酵素Ero1αの新規活性制御機構)
    学位授与年月:2017年03月
    著者氏名(共著者含):金村 進吾

    共著区分:単著

論文 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:英語
    論文題目名:PDI Family Members as Guides for Client Folding and Assembly
    掲載誌名:Int. J. Mol. Sci.
    掲載誌 発行年月:2020年12月
    著者氏名(共著者含):Kanemura S., Matsusaki M., Inaba K. and Okumura M.

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:共著

  • 記述言語:英語
    論文題目名:Antipsychotic olanzapine-induced misfolding of proinsulin in the endoplasmic reticulum accounts for atypical development of diabetes
    掲載誌名:Elife
    掲載誌 発行年月:2020年11月
    著者氏名(共著者含):Ninagawa S., Tada S., Okumura M., Inoguchi K., Kinoshita M., Kanemura S., Imami K., Umezawa H., Ishikawa T., Mackin R. B., Torii S., Ishihama Y., Inaba K., Anazawa T., Nagamine T. and Mori K.

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:共著

  • 記述言語:英語
    論文題目名:Characterization of the ER-resident peroxidases GPx7 and GPx8 shows the higher oxidative activity of GPx7 and its linkage to oxidative protein folding
    掲載誌名:J. Biol. Chem.
    掲載誌 発行年月:2020年07月
    著者氏名(共著者含):Kanemura S.#, Sofia E. F.#, Hirai N., Okumura M., Kadokura H. and Inaba K.

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:共著

  • 記述言語:英語
    論文題目名:Protein secondary structure determines the temporal relationship between folding and disulfide formation
    掲載誌名:J. Biol. Chem.  295巻
    掲載誌 発行年月:2020年02月
    著者氏名(共著者含):Robinson P. J., Kanemura S., Cao X. and Bulleid N. J.

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:共著

  • 記述言語:英語
    論文題目名:The protein disulfide isomerase family: from proteostasis to pathogenesis
    掲載誌名:Biochim. Biophys. Acta. Gen. Subj.  1864巻
    掲載誌 発行年月:2020年
    著者氏名(共著者含):Matsusaki M.#, Kanemura S.#, Kinoshita M.#, Lee Y. H., Inaba K. and Okumura M. (#These authors contributed equally to this work.)

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:共著

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総説・解説記事・調査報告 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    題目:小胞体内におけるMHCの品質管理
    掲載誌名:月刊「臨床免疫・アレルギー科」
    掲載誌 発行年月:2020年11月
    著者氏名(共著者含):金村進吾、松崎元紀、前仲勝実、稲葉謙次、奥村正樹

    掲載種別:総説・解説(学術雑誌)
    共著区分:共著

  • 記述言語:日本語
    題目:X線小角散乱解析が明らかにしたPDIファミリータンパク質ERp46及びPDI酸化酵素Ero1αの構造ダイナミクスと機能
    掲載誌名:分子研レターズ
    掲載誌 発行年月:2017年
    著者氏名(共著者含):金村進吾、奥村正樹、稲葉謙次

    掲載種別:総説・解説(その他)
    共著区分:共著

  • 記述言語:日本語
    題目:新規PDIファミリータンパク質ERp46の構造と機能
    掲載誌名:生物物理
    掲載誌 発行年月:2015年
    著者氏名(共著者含):奥村正樹、金村進吾、稲葉謙次

    掲載種別:総説・解説(その他)
    共著区分:共著

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 研究種目:若手研究
    研究期間:2019年04月 ~ 2022年03月
    研究題目:PDIファミリー酵素が触媒する新生鎖の酸化的フォールディング機構の解明

  • 研究種目:研究活動スタート支援
    研究期間:2017年10月 ~ 2019年03月
    研究題目:新生鎖の翻訳伸長反応に伴うジスルフィド結合形成機構の解明

  • 研究種目:特別研究員奨励費
    研究期間:2015年04月 ~ 2017年03月
    研究題目:新規PDI酸化酵素GPx7/8を起点としたジスルフィド結合形成経路の分子構造基盤