基本情報

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髙山 巌

TAKAYAMA IWAO

所属
司法研究科 教授
研究分野・キーワード
刑事弁護実務, 法廷弁護技術, 責任能力
教育研究内容
刑事手続は、国家権力が市民の自由、財産だけでなく、時には生命まで奪う手続です。国家権力による最大の人権侵害であるからこそ、適正手続が確実に履践されなければなりません。刑事弁護人は、検察官による訴追、裁判所による事実認定・量刑判断に対し、徹頭徹尾適正手続が遵守されているかを監視し、公正かつ正義にかなった刑事手続を実現するべき立場にあります。その意味で、刑事弁護人は、目の前の依頼者の正当な利益を護るという立場のみならず、刑事司法に対する信頼を実現するための一翼を担っていることになります。裁判官であれ、検察官であれ、刑事弁護人であれ、法廷で働く法律家の仕事をまっとうするためには、正しい法理論の理解、日々蓄積・更新される法令及び判例知識の習得が欠かせません。ロースクールでは、私の刑事弁護実務経験を基にしながら、刑事手続の現場で日々行われている実務を紹介し、その背後にある刑事手続をめぐる議論状況を理解してもらうとともに、刑事弁護人が日々の弁護実践の場で活かせる刑事手続理論の研究を進めてまいります。

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:法務博士(専門職)
    分野名:法務博士(専門職)
    授与機関名:京都大学
    取得方法:課程
    取得年月:2006年04月

  • 学位名:法学士
    分野名:人文・社会 / 刑事法学
    授与機関名:東京大学
    取得方法:課程
    取得年月:1995年03月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    部署名:司法研究科
    職名:教授
    年月:2019年04月 ~ 継続中

  • 所属:関西学院大学
    部署名:司法研究科
    職名:准教授
    年月:2018年04月 ~ 2019年03月

論文 【 表示 / 非表示

  • SBS理論の適用の在り方と消去法的な事実認定の危険性(季刊刑事弁護102号・現代人文社・2020年)

担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:司法研究科

    授業科目名:刑事模擬裁判

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:司法研究科

    授業科目名:刑事裁判実務I(捜査と公判の交錯)

    授業形式:代表者