貴島 耕平
KIJIMA KOHEI
一つ目は、組織における人間行動を、質問紙調査やインタビュー、観察を通じて探求していくことです。現場で起こっている現象を、調査で得られたデータをもとに分析しながら、組織における人間行動がどのように起こり、どのような影響を周りに与えるのかについて、研究しています。最近は、結果のみを最優先してしまう従業員がどのような行動を起こすのかについて研究しています。
二つ目は、経営学史と呼ばれる研究方法です。この方法では、経営学の理論や概念を古典的研究にまでさかのぼって検討していきます。ただ、研究の歴史を振り返るだけではなく、当時の時代背景や研究者たちの問題意識を理解し、その今日的意義について検討していきます。最近は、経営学におけるモチベーション研究の学史研究に取り組んでいます。
経歴 【 表示 / 非表示 】
-
所属:関西学院大学
部署名:商学部
職名:准教授
年月:2024年04月 ~ 継続中 -
所属:関西学院大学
部署名:商学部
職名:助教
年月:2019年04月 ~ 2024年03月 -
所属:大阪商業大学
部署名:総合経営学部
職名:専任講師
年月:2016年04月 ~ 2019年03月
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
-
所属学協会名:経営学史学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:組織学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:経営学史学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:組織学会
学会所在国:日本国
論文 【 表示 / 非表示 】
-
記述言語:日本語
タイトル:シン・人間関係論: 方法論としての集団力学
誌名:国民経済雑誌 228巻 1号 (頁 1 ~ 28)
出版年月:2024年03月
著者:福本俊樹 貴島耕平 松嶋登掲載種別:研究論文(学術雑誌)
専門分野:人文・社会 / 経営学 -
記述言語:日本語
タイトル:経営理念とアンラーニング:経営理念の再構築
誌名:PHP理念経営研究センター(編)「リモート時代の理念と経営」
出版年月:2024年03月
著者:貴島耕平掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
専門分野:人文・社会 / 経営学 -
記述言語:日本語
タイトル: 組織開発の研究対象に関する一考察
誌名:商学論究 70巻 1号 (頁 167 ~ 183)
出版年月:2022年12月
著者:貴島耕平掲載種別:研究論文(学術雑誌)
専門分野:人文・社会 / 経営学 -
記述言語:日本語
タイトル:組織行動研究における組織
誌名:組織論レビューⅢ
出版年月:2022年10月
著者:砂口文兵, 貴島耕平掲載種別:論文集(書籍)内論文
-
記述言語:英語
タイトル:Organizational Development as Management Theory
誌名:International review of business 22号 (頁 75 ~ 89)
出版年月:2022年03月
著者:貴島耕平掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
-
記述言語:日本語
タイトル:経営組織入門
出版者・発行元:文眞堂
出版年月:2020年04月
著者:貴島 耕平
著書種別:教科書・概説・概論
担当範囲:4章 メンバーのやる気を高める(モチベーション)
担当区分:分担執筆
共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示 】
-
研究種目:若手研究
研究期間:2018年04月 ~ 継続中
タイトル:ボトムライン・メンタリティが個人の学習行動に与える影響に関する研究
-
研究種目:若手研究
研究期間:2018年04月 ~ 2022年03月
タイトル:ボトムライン・メンタリティが個人の学習行動に与える影響に関する理論的・経験的研究
研究概要:今年度は、主に2つの課題に取り組んだ。
第一に、ボトムライン・メンタリティが発生するメカニズムに関するレビュー論文の執筆である。研究の結果、個人の心理的要因として、モラル・コンパスやマキャベリズムといった心理的要因が、個人のボトムライン・メンタリティの先行要因になることが明らかとなった。また、上司の高圧的な態度や、上司自身が目標に過度にコミットしているなどの組織的な要因がある場合、個人のボトムライン・メンタリティの発生に影響を与えることが明らかとなった。さらに、ボトムライン・メンタリティによって生み出される行動には2つの種類があることが明らかとなった。具体的には、ボトムライン・メンタリティが高まると、個人は自らの利益になるように、積極的に自らの職務を改善していくことが明らかとなった。一方で、他者を助けるような行動はあまり取らなくなることも明らかとなった。この結果は、ボトムライン・メンタリティが短期的には個人、さらには組織的成果を高めるということを示唆している一方で、組織内の協働を低下させることを意味している。今後は、そうしたボトムライン・メンタリティがもたらす影響を詳細に検討していく。
第二に、ボトムライン・メンタリティのような個人の心理的状況と組織の関係を捉える理論的視座の構築に取り組んだ。具体的には、個人の行動や心理状態を検討することに終始しがちな組織行動研究において、組織的側面をいかに失わずに、研究を行うことができるかについて研究を行った。本研究については、まだ具体的な成果は生み出せていないが、本研究に関するプロポーザルは、2021年10月に開催される組織学会に採択されており、そこで発表を行う予定である。また、次年度にはその内容を纏めて、学術書として公刊される予定である。
提供機関:日本学術振興会
制度名:科学研究費助成事業 若手研究
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
-
記述言語:日本語
会議名:2018年度組織学会研究発表大会
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2018年06月
開催地:東京大学
タイトル:結果優先的な考え方が従業員の行動におよぼす影響
会議種別:口頭発表(一般)
-
記述言語:日本語
会議名:平成29年度経営哲学学会関西部会
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2018年02月
開催地:近畿大学
タイトル:見失われた組織行動論のフィロソフィー-新人間関係論から組織開発への水筋を読み直す-
会議種別:口頭発表(一般)
-
記述言語:英語
会議名:10th Asia Pacific Regional Conference of the International Society for Third Sector Research
国際・国内会議:国際会議
開催年月:2017年12月
開催地:Trisaki University
タイトル:Is Heroic Social Entrepreneur a Good Manager?
会議種別:口頭発表(一般)
-
記述言語:日本語
会議名:経営情報学会2015年秋季全国研究発表大会
国際・国内会議:国内会議
開催年月:2015年11月
開催地:沖縄コンベンションセンター
タイトル:経営学の科学的有用性-RR問題の超克に向けた実践的取り組み-
会議種別:口頭発表(一般)
-
記述言語:日本語
会議名:OD Network Japan 2014
国際・国内会議:国際会議
開催年月:2014年08月
開催地:立教大学
タイトル:組織開発のアイデンティティの探究-日本における組織開発実践を手がかりに-
会議種別:口頭発表(一般)
担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示 】
-
履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:商学部
授業科目名:ビジネスプロジェクトA(経営001)
授業形式:代表者
-
履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:商学部
授業科目名:ビジネスプロジェクトA(経営003)
授業形式:代表者
-
履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:商学部
授業科目名:商学演習
授業形式:代表者
-
履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:商学部
授業科目名:研究演習I
授業形式:代表者
-
履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:商学部
授業科目名:研究演習II
授業形式:代表者