基本情報

写真b

竹内 理香

TAKEUCHI RIKA

研究分野・キーワード
ガングリオシド、メラノーマ、メラノサイト
研究概要
GD3はメラノーマおよびグリオーマにおいて高発現するシアル酸含有スフィンゴ糖脂質(ガングリオシド)である。メラノーマにおけるガングリオシドとその合成酵素遺伝子についてはいくつかの報告があるが、メラノサイトでは殆ど解析されていない。GD3は癌の悪性形質を増強することが知られており、当研究室では、以前にGD3がメラノーマ細胞の増殖度、浸潤性、細胞外基質への接着度の亢進に働くことを報告している。私達はこれまでにUV照射によりケラチノサイトから分泌されるTNFαやIL-6などの炎症性サイトカインがGD3合成酵素遺伝子の発現を増強するのに対し、cAMPの合成を誘導するα-MSHがGD3合成酵素遺伝子の発現を抑制することを見出した。これらの結果により、メラノサイトにおいてはcAMP-PKA経路を介してGD3合成酵素遺伝子の発現が抑制され、一方でTNFα-NF-kB経路はGD3合成酵素遺伝子の発現を誘導することが示唆された。即ち、メラノサイトでは上記の二つのシグナル経路がGD3合成酵素遺伝子の発現に拮抗的に働く。一方、メラノーマではNF-kB経路がメラノーマ特異的かつリガンドフリーで活性化状態にあり、GD3合成酵素遺伝子の発現が常に誘導されていることが示唆された。

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:博士(応用生物学)
    学位の分野名:細胞生物学
    学位授与機関名:中部大学
    取得方法:課程
    取得年月:2011年06月

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 専門分野(科研費分類):分子生物学