基本情報

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難波 彩子

NAMBA AYAKO

所属
国際学部 教授
研究分野・キーワード
異文化語用論, 社会言語学, 談話分析
教育研究内容
私は社会言語学という分野の下で、コミュニケーション(言語及び非言語行動)の視点から日本で暮らす人々のアイデンティティ(再)構築について研究をしています。特に、民族性や人種、地域性、ジェンダー、世代、社会階層などの社会的なカテゴリーと言語・非言語行動がどのように人・文化・環境と関連付けられ、人々の多様なアイデンティティ(再)構築につながるのかについて、談話分析という手法で研究を進めています。
 主な研究目的は、コミュニケーションによって生じる誤解に関連した(非)言語行動や、調和的な人間関係の構築に向けた(非)言語文化実践及び社会機能を特定すること、そして異なる社会的カテゴリーを担う者同士のやりとりを通じて実践されるアイデンティティの(再)構築化のプロセスを明らかにすることなどです。
 多文化社会の中で加速する社会の分断や対立、格差は、上記の社会的なカテゴリーとも密接に関わっています。微力ではありますが、コミュニケーション研究を通じて、他者の持つ多様なアイデンティティへの尊重、そして自身のアイデンティティの認識の両方を見出すことで、多様な言語文化を担う者同士の共存、包摂する社会へと導いていくことが私の最終的な研究展望です。

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 学校名:神戸女学院大学
    学部(学系)名:文学部
    学科・専攻等名:英文学科言語学専攻

    学校の種類:大学
    卒業年月:2000年03月
    卒業区分:卒業
    国名:日本国

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 学校名:エディンバラ大学大学院
    学部等名:社会科学研究科
    学科等名:言語学専攻

    修了課程:博士課程
    修了年月:2011年11月
    修了区分:修了
    国名:グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)

  • 学校名:エディンバラ大学大学院
    学部等名:社会科学研究科
    学科等名:言語学専攻 (MSc by Research)

    修了課程:修士課程
    修了年月:2005年03月
    修了区分:その他
    国名:グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)

  • 学校名:日本女子大学大学院
    学部等名:文学研究科
    学科等名:英文学(言語学)専攻博士課程後期

    修了課程:博士課程
    修了年月:2005年09月
    修了区分:単位取得満期退学
    国名:日本国

  • 学校名:日本女子大学大学院
    学部等名:文学研究科
    学科等名:英文学(言語学)専攻博士課程前期

    修了課程:修士課程
    修了年月:2002年03月
    修了区分:修了
    国名:日本国

留学歴 【 表示 / 非表示

  • 留学先:エディンバラ大学
    経歴名:エディンバラ大学大学院哲学・心理学・言語科学学部言語学・英語学専攻博士課程
    年月:2005年04月 ~ 2011年11月

  • 留学先:エディンバラ大学
    経歴名:エディンバラ大学大学院哲学・心理学・言語科学学部言語学・英語学専攻修士課程 (MSc by Research)
    年月:2004年09月 ~ 2005年03月

  • 留学先:ミシガン州立大学
    経歴名:アメリカ言語学会夏季講習
    年月:2003年07月 ~ 2003年08月

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:Ph.D.(言語学)
    分野名:人文・社会 / 言語学
    授与機関名:エディンバラ大学(イギリス)
    取得方法:論文
    取得年月:2011年11月

  • 学位名:修士
    分野名:人文・社会 / 言語学
    授与機関名:日本女子大学
    取得方法:論文
    取得年月:2002年03月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    部署名:国際学部
    職名:教授
    年月:2022年04月 ~ 継続中

  • 所属:関西学院大学
    部署名:国際学部
    職名:准教授
    年月:2021年04月 ~ 2022年03月

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 所属学協会名:International Pragmatics Association
    学会所在国:グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)

  • 所属学協会名:社会言語科学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:日本語用論学会
    学会所在国:日本国

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:人文・社会 / 言語学

取得資格 【 表示 / 非表示

  • 資格名:高等学校教諭専修免許

  • 資格名:中学校教諭専修免許

論文 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    タイトル:「会話の共創で起こる笑いの一考察―リスナーシップ行動を中心に」
    誌名:日本語学  36巻  4号
    出版年月:2017年04月
    著者:難波 彩子

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)
    共著区分:単著

  • 記述言語:英語
    タイトル:“The role of listenership in the coproduction of a conversation: Focusing on the contribution of laughter in Japanese interaction”
    誌名:Papers on and around the Linguistics of BA 2017
    出版年月:2017年03月
    著者:Ayako Namba

    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
    共著区分:単著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:「リスナーシップとアイデンティティ―ジェンダーと異文化の視点」
    誌名:日本語用論学会第18回 研究発表論文集
    出版年月:2016年12月
    著者:難波彩子,植野貴志子,山口征孝

    掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
    共著区分:共著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:「日本人の社会文化的認識と言語使用」
    誌名:日本認知言語学会論文集  15巻
    出版年月:2015年05月
    著者:植野貴志子,町沙恵子,難波彩子,野村佑子

    掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
    担当部分:「日本人の家族会話における会話スタイルーリスナーシップとしての笑い」(難波彩子)
    共著区分:共著

  • 記述言語:英語
    タイトル:“Listenership in Japanese interaction: The contributions of laughter”
    出版年月:2011年11月
    著者:Ayako Namba

    掲載種別:学位論文(博士)
    共著区分:単著

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:英語
    タイトル:Navigating friendships in interaction: Discursive and ethnographic perspectives
    出版者・発行元:Routledge
    出版年月:2024年01月
    著者:Cade Bushnell, Stephen J. Moody (eds)

    著書種別:学術書
    担当範囲:Togetherness to build friendship: Rhythmic synchrony through mutual reactions in Japanese multi-party interaction
    担当区分:共著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:「シリーズ文化と言語使用第2巻 『場とことばの諸相』」
    出版者・発行元:ひつじ書房
    出版年月:2020年11月
    著者:井出祥子,藤井洋子(編)井出祥子,山口征孝,藤井洋子,井出里咲子,多々良直弘,難波彩子,堀江薫,古田朋子,片岡邦好,サフト・スコット

    著書種別:学術書
    担当範囲:「会話の一体感―場の理論による解釈」
    担当区分:共著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:『聞き手行動のコミュニケーション学』
    出版者・発行元:ひつじ書房
    出版年月:2018年12月
    著者:村田和代(編)難波彩子,植野貴志子,山口征孝, 岡本雅史,増田将伸,横森大輔,村田和代, 森本郁代,片岡邦好,難波彩子,井出里咲子、 ブッシュネル・ケード,釜田友里江,首藤 智子,植野貴志子

    著書種別:学術書
    担当範囲:序章 聞き手行動をめぐる研究の背景」(難波彩子担当)「男女の会話の共創ーリスナーシップとアイデンティティ」(難波彩子担当)
    担当区分:共著

  • 記述言語:日本語
    タイトル:『コミュニケーションを枠づけるー参与・関与の不均衡と多様性』
    出版者・発行元:くろしお出版
    出版年月:2017年02月
    著者:片岡邦好・池田佳子・秦かおり(編)増田将伸,城綾美,横森大輔,池田佳子,砂川千穂,難波彩子,秦かおり,安井永子,坂井田瑠衣,高梨克也,菊池浩平,名塩征史,片岡邦好,白井宏美

    著書種別:学術書
    担当範囲:「日本語会話における聞き手の積極的な関与とフッティング」(難波彩子担当)
    担当区分:共著

  • 「シリーズ文化と言語使用第2巻 『場とことばの諸相』」(2020)編者:井出祥子,藤井洋子,共著:井出祥子,山口征孝,藤井洋子,井出里咲子,多々良直弘,難波彩子,堀江薫,古田朋子,片岡邦好,サフト・スコット,担当論文名「会話の一体感―場の理論による解釈」(難波彩子 P.155~P.191). ひつじ書房

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 研究種目:基盤研究(C)
    研究期間:2021年04月 ~ 継続中
    タイトル:同調現象の多層的メカニズムの解明に向けて:大学生の調和的対話構築の研究

  • 研究種目:若手研究(B)
    研究期間:2014年04月 ~ 2019年03月
    タイトル:「現代日本社会におけるリスナーシップの役割—世代・ジェンダー・異文化との交差」

  • 研究期間:2012年09月 ~ 2015年03月
    タイトル:「海外経験前後における大学生のアイデンティティの再構築」
    提供機関:岡山大学
    制度名:岡山大学若手研究スタートアップ

  • 研究種目:研究活動スタート支援
    研究期間:2012年09月 ~ 2014年03月
    タイトル:「通文化的語用論におけるリスナーシップ」

  • 研究期間:2004年09月 ~ 2005年09月
    タイトル:国際ロータリー財団親善大使
    提供機関:民間財団等
    制度名:国際ロータリー財団親善大使

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:英語
    会議名:The 18th International Pragmatics Conference
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2023年07月
    発表年月日:2023年07月10日
    開催地:Brussels
    タイトル:"Habitual practices in reactions to gender presentations in Japanese society:How young and middle-aged generations self-disclose on Instagram" in Panel: Emancipatory Pragmatics: Interactional Modality from the Perspective of Ba-Theory organised by Scott Saft, Sachiko Ide, and Yoko Fujii
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

  • 記述言語:日本語
    会議名:第14回語用論研究会
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2022年03月
    発表年月日:2022年03月27日
    開催地:Zoom
    タイトル:「同調現象の創造性:同時性と反復性がもたらす対話のダイナミズム」
    会議種別:口頭発表(招待・特別)

  • 記述言語:英語
    会議名:17th International Pragmatics Conference
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2021年06月 ~ 2021年07月
    発表年月日:2021年06月29日
    開催地:Zoom
    タイトル:"Synchronised activities in improvisation: Focusing on a high point of co-producing interactions" in Panel: Emancipatory Pragmatics: Reconsidering context in terms of the emergence and dissolution of distinct categories in communicative interaction, organised by Scot Saft, Sachiko Ide, and Yoko Fujii
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

  • 記述言語:英語
    会議名:16th International Pragmatics Conference
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2019年06月
    開催地:The Hong Kong Polytechnic University, Hong Kong
    タイトル:"Feeling a sense of togetherness: Synchronised activities in Japanese interaction"
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

  • 記述言語:日本語
    会議名:日本語用論学会第18回大会
    国際・国内会議:国内会議
    開催年月:2018年12月
    開催地:京都外国語大学
    タイトル:『リスナーシップとアイデンティティ ―異文化とジェンダーの視点―』
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

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  • "Synchronised activities in improvisation: Focusing on a high point of co-producing interactions" (Ayako Namba), Presented in the panel: Emancipatory Pragmatics: Reconsidering context in terms of the emergence and dissolution of distinct categories in communicative interaction (Organisers: Scott Saft, Sachiko Ide, and Yoko Fujii.) , 17th International Pragmatics Conference, Switzerland, 29th June, 2021, invited.

担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:国際学部

    授業科目名:Introduction to Intercultural Communication

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:国際学部

    授業科目名:イギリス文化論

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:国際学部

    授業科目名:グローバル化と言語

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:国際学部

    授業科目名:卒業論文

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:国際学部

    授業科目名:基礎演習A

    授業形式:代表者

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学内活動 【 表示 / 非表示

  • 活動名称:学部長補佐
    活動期間:2023年04月 ~ 2025年03月