生田 宗一郎
IKUTA SOICHIRO
ポリアミンは,近年人間の健康への機能性が注目されており,チーズのような発酵食品に多く含まれることが知られています。
私はこのカビにおけるポリアミンの研究に質量分析イメージングと呼ばれる新しい技術を用いています。一般的にポリアミン量を調査するためには,カビをすりつぶして中に含まれるポリアミンを抽出して測定する必要があります。しかしそれではカビのどの部位(菌糸の根本に近い部分なのか先端なのか)でポリアミンが作られているかを明らかにすることはできません。質量分析イメージングは,カビをすり潰さずにポリアミンが「どこに」「どれだけ」存在するかを直接可視化することができます。このイメージング装置はまだ開発されて間もないため,日本でこの手法を微生物や食品研究に応用している研究室は数箇所しかありません。
このような方法を用いて,カビ菌糸中のポリアミン機能の解明や高ポリアミン含有チーズの生産方法の確立のような微生物研究・食品研究をおこないます。
出身大学 【 表示 / 非表示 】
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学校名:大阪府立大学
学部(学系)名:生命環境科学域
学科・専攻等名:応用生命科学類
学校の種類:大学
卒業年月:2018年03月
卒業区分:卒業
国名:日本国
出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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学校名:大阪大学
学部等名:工学研究科
学科等名:生物工学専攻
修了課程:博士課程
修了年月:2023年03月
修了区分:修了
国名:日本国 -
学校名:大阪大学
学部等名:工学研究科
学科等名:生命先端工学専攻
修了課程:修士課程
修了年月:2020年03月
修了区分:修了
国名:日本国
論文 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:英語
タイトル:Mass spectrometry imaging enables visualization of the localization of glutamate decarboxylase activity in germinating legume seeds
誌名:J. Biosci. Bioeng. 134巻 (頁 356 ~ 361)
出版年月:2022年
著者:Ikuta, S., Shinohara, N., Fukusaki, E., and Shimma, S.
共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示 】
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研究種目:研究活動スタート支援
研究期間:2023年08月 ~ 2025年03月
タイトル:チーズ製造に用いられるカビ種間のポリアミン生合成能の比較
担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示 】
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:理工学部
授業科目名:サブゼミ
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:生命環境学部
授業科目名:基礎生物科学
授業形式:代表者