基本情報

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野村 潤

NOMURA Jun

所属
法学部 准教授
研究分野・キーワード
第一言語獲得、構文、文脈, 第二言語習得、音声、音韻、語彙
教育研究内容
 子どもの第一言語獲得と、成人(おおよそ思春期以降)の第二言語習得を研究しています。
 第一言語獲得については、複雑な文法を子どもが獲得する際に、文脈はどのような役割を果たすのか、といった点を調べるため、子どもの発話データを分析しています。ここでの文脈とは、言語的・非言語的な環境のことです。第一言語獲得がいかに豊かな文脈の中で行われるのかを明らかにすることで、外国語教授法についてもヒントが得られるかもしれません。
 第二言語習得については、特に日本語を母語とする英語学習者が、英語の音や語彙についてどのような知識を持ち、英語をどのように聞いているのかということに興味があります。学習者のいわゆるカタカナ発音は、明らかに日本語の影響を受けたものですが、リスニング中もやはり日本語に影響されるのでしょうか。発音と違って、リスニング中に頭の中で何が起こっているかは、簡単には分かりません。そこで、いろいろな条件で英語音声を提示し、何らかの判断を求める実験を行い、回答のパターンをもとに音声処理について推測します。このような研究の知見から、外国語教授法に対する示唆を得たいと思っています。

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 学校名:神戸市外国語大学

    学校の種類:大学
    卒業年月:1995年04月
    卒業区分:卒業
    国名:日本国

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 学校名:ハワイ大学

    修了課程:博士課程
    修了年月:2008年12月
    修了区分:修了
    国名:アメリカ合衆国

  • 学校名:名古屋大学

    修了課程:博士課程
    修了年月:2004年03月
    修了区分:単位取得満期退学
    国名:日本国

  • 学校名:名古屋大学

    修了課程:修士課程
    修了年月:2001年03月
    修了区分:修了
    国名:日本国

  • 学校名:神戸市外国語大学

    修了課程:修士課程
    修了年月:1998年03月
    修了区分:修了
    国名:日本国

留学歴 【 表示 / 非表示

  • 留学先:ハワイ大学
    年月:2002年08月 ~ 2008年12月

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:Ph.D. in Linguistics
    分野名:人文・社会 / 言語学
    授与機関名:ハワイ大学
    取得方法:課程
    取得年月:2008年12月

  • 学位名:修士(学術)
    分野名:人文・社会 / 認知科学
    授与機関名:名古屋大学
    取得方法:課程
    取得年月:2001年03月

  • 学位名:修士(文学)
    分野名:人文・社会 / 英語学
    授与機関名:神戸市外国語大学
    取得方法:課程
    取得年月:1998年03月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    職名:准教授
    年月:2024年04月 ~ 継続中

  • 所属:京都女子大学
    職名:准教授
    年月:2018年03月 ~ 2024年03月

  • 所属:京都女子大学
    職名:専任講師
    年月:2013年04月 ~ 2018年03月

  • 所属:石川県立看護大学
    職名:専任講師
    年月:2009年10月 ~ 2013年04月

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 所属学協会名:日本第二言語習得学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:日本音響学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:言語科学会
    学会所在国:日本国

  • 所属学協会名:ことばの科学研究会(2008年11月より「ことばの科学会)
    学会所在国:日本国

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:人文・社会 / 外国語教育

  • 研究分野:人文・社会 / 言語学
    キーワード:第二言語習得、第一言語獲得

取得資格 【 表示 / 非表示

  • 資格名:高等学校教諭1種免許

  • 資格名:中学校教諭1種免許

論文 【 表示 / 非表示

  • 記述言語:日本語
    タイトル:第一言語獲得研究における自然発話分析の役割について
    誌名:京都女子大学人文論叢  71巻  (頁 17 ~ 38)
    出版年月:2023年03月
    著者:野村潤

    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)

  • 記述言語:英語
    タイトル:Mental state verbs used by mother–child dyads in Japanese and English: Implications for the development of Theory of Mind
    誌名:First Language  40巻  1号  (頁 84 ~ 106)
    出版年月:2020年02月
    著者:Takaaki Suzuki & Jun Nomura

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)

  • 記述言語:英語
    タイトル:Effects of first language processes and representations on second language perception: The case of vowel epenthesis by Japanese speakers
    誌名:International Journal of Bilingualism  22巻  1号  (頁 69 ~ 87)
    出版年月:2018年02月
    著者:Jun Nomura & Keiichi Ishikawa

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)

  • 記述言語:英語
    タイトル:Japanese postposing: The role of early discourse pragmatics
    誌名:米国ハワイ大学博士論文
    出版年月:2008年12月
    著者:Jun Nomura

    掲載種別:学位論文(博士)

  • 記述言語:日本語
    タイトル:日本語における初期の形態的使役に影響する要因に関する予備分析
    誌名:京都女子大学人文論叢  69巻  (頁 17 ~ 32)
    出版年月:2021年01月
    著者:野村潤

    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)

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MISC 【 表示 / 非表示

  • タイトル:A CHILDES Analysis of Mental State Verbs in Japanese and English
    誌名:電気情報通信学会技術研究報告  116巻  149号  (頁 53 ~ 58)
    出版年月:2016年07月
    著者:Jun Nomura & Takaaki Suzuki

    掲載種別:機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等

  • タイトル:Early sensitivity to information structure in Japanese
    誌名:Proceedings of BUCLD 32  32巻  2号  (頁 323 ~ 334)
    出版年月:2008年04月
    著者:Jun Nomura

    掲載種別:記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ)

  • タイトル:言語学的視点から探る心の理論の発達:日本語を中心に
    誌名:言語科学会第19回年次国際大会(JSLS2017)ハンドブック  (頁 21 ~ 30)
    出版年月:2017年07月
    著者:鈴木孝明・野村潤・三浦優生

    掲載種別:研究発表ペーパー・要旨(国際会議)

  • タイトル:L1における談話語用論的発達—L2研究との接点を探る—
    誌名:ことばの科学研究  18巻  (頁 20 ~ 25)
    出版年月:2017年05月
    著者:野村潤

    掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

  • タイトル:日本語母子会話における心的状態語の使用実態
    誌名:電気情報通信学会技術研究報告  115巻  418号  (頁 13 ~ 18)
    出版年月:2016年01月
    著者:野村潤・鈴木孝明

    掲載種別:機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 賞名:JCHAT賞 優秀論文賞(JCHAT/CHILDES利用)
    受賞年月:2016年06月
    授与機関:言語科学会

  • 賞名:JCHAT賞 優秀論文賞(JCHAT/CHILDES利用)
    受賞年月:2011年06月
    受賞区分:国際学会・会議・シンポジウム等の賞
    授与機関:言語科学会

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 会議名:日本言語学会第163回大会・言語系学会連合2021年度公開シンポジウム「データベースをつくる・つかう:課題と展望」
    国際・国内会議:国内会議
    発表年月日:2021年11月
    開催地:•オンライン開催
    タイトル:子供発話コーパスをめぐる課題と展望:CHILDES データのつくり方・つかい方と自然発話研究の役割について
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

  • 会議名:ことばの科学会2018年1月度研究例会
    国際・国内会議:国内会議
    発表年月日:2018年01月
    開催地:関西学院大学大阪梅田キャンパス
    タイトル:L1の過程と表象がL2の知覚に及ぼす影響—日本語話者による母音挿入の場合—
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 会議名:19th Annual International Conference of the Japanese Society for Language Sciences フォーラム「言語学的視点から探る心の理論の発達」
    国際・国内会議:国際会議
    発表年月日:2017年07月
    開催地:京都女子大学
    タイトル:日本語の母子会話における心的状態動詞の使用
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

  • 会議名:ことばの科学会オープンフォーラム2016・第8回年次大会シンポジウム「第一言語獲得研究と第二言語習得研究の接点」
    国際・国内会議:国内会議
    発表年月日:2016年10月
    開催地:関西学院大学大阪梅田キャンパス
    タイトル:L1における談話語用論的発達-L2研究との接点を探る-
    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

  • 会議名:Mental Architecture for Processing and Learning of Language 2016
    国際・国内会議:国際会議
    発表年月日:2016年07月
    開催地:早稲田大学
    タイトル:A CHILDES analysis of mental state verbs in Japanese and English
    会議種別:口頭発表(一般)

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担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学部

    授業科目名:英語IA(SW)

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学部

    授業科目名:英語IA(SW)

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学部

    授業科目名:英語IA(SW)

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学部

    授業科目名:英語IA(SW)

    授業形式:代表者

  • 履修年度:2024年度(西暦)

    提供部署名:法学部

    授業科目名:英語IB(SW)

    授業形式:代表者

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教育活動に関する受賞 【 表示 / 非表示

  • 賞名:学生アンケートによる優秀授業賞
    受賞年月:2021年07月
    授与機関:京都女子大学

  • 賞名:学生アンケートによる優秀授業賞
    受賞年月:2017年09月
    授与機関:京都女子大学

作成した教科書、教材、参考書 【 表示 / 非表示

  • タイトル:CHILDESの基礎
    活動期間:2008年03月