基本情報

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岩崎 啓太

IWASAKI KEITA

所属
生命環境学部 助教
研究分野・キーワード
ラマン分光法, 計量化学, リアルタイムモニタリング
教育研究内容
現在、私が取り組んでいるのは、環境中に存在するヒト感染性ウイルスの新しい検出技術の開発です。培養細胞をリアルタイム分析することで、ヒトが危険なウイルスに感染する前にウイルスの存在を迅速に検知できるシステムの構築を目指しています。
リアルタイム分析の手法として、ラマン分光法を用いています。ラマン分光法は光と分子の相互作用のうち、ラマン散乱と呼ばれる物理現象を利用して試料の分析を行う手法です。ラマン分光法は医学・生物学において、特別な試料調製を必要とせず、低侵襲的な計測が可能な技術として注目を集めています。生体(培養細胞や組織)をラマン分光法で測定すると、脂質、タンパク質、核酸などに代表される、無数の生体分子に由来するラマンスペクトルが足しあわされた信号が得られます。さらに、時系列変化の解析やバイオイメージングをするためには、測定環境の時間と空間の条件もあわせて、多変量からなる測定データを扱う必要があります。このような複雑なデータから、興味のある情報を取り出すための解析手法を計量化学と呼びます。
ラマン分光法と計量化学を用いて、 実用的な(ロバストな)分析モデルを構築することが、私の研究のメインテーマです。

学位 【 表示 / 非表示

  • 学位名:博士(農学)
    分野名:ライフサイエンス / 生物物理学
    授与機関名:鳥取大学
    取得方法:課程
    取得年月:2021年09月

経歴 【 表示 / 非表示

  • 所属:関西学院大学
    部署名:生命環境学部
    職名:助教
    年月:2024年09月 ~ 継続中

  • 所属:関西学院大学
    職名:博士研究員
    年月:2021年10月 ~ 2024年08月

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 研究分野:ライフサイエンス / 生体医工学

論文 【 表示 / 非表示

  • タイトル:Discernable machine learning methods for Raman micro-spectroscopic stratification of mitoxantrone-induced drug-resistant cells in acute myeloid leukemia
    誌名:JOURNAL OF RAMAN SPECTROSCOPY  55巻  8号  (頁 882 ~ 890)
    出版年月:2024年08月
    著者:Anjikar, A; Iwasaki, K; Paneerselvam, R; Hole, A; Chilakapati, MK; Noothalapati, H; Dutt, S; Yamamoto, T

    DOI:10.1002/jrs.6680

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  • タイトル:Co-ingestion with y-cyclodextrin improves bioavailability of a-linolenic acid in Perilla frutescens seed oil
    誌名:FOOD HYDROCOLLOIDS FOR HEALTH  3巻
    出版年月:2023年12月
    著者:Yoshikiyo, K; Takahashi, M; Narumiya, Y; Honda, M; Iwasaki, K; Ishigaki, M; Nagato, EG; Noothalapati, H; Shimizu, H; Murota, K; Yamamoto, T

    DOI:10.1016/j.fhfh.2023.100116

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  • タイトル:Differences in microplastic degradation in the atmosphere and coastal water environment from two island nations: Japan and New Zealand
    誌名:ENVIRONMENTAL POLLUTION  333巻
    出版年月:2023年09月
    著者:Nagato, EG; Noothalapati, H; Kogumasaka, C; Kakii, S; Hossain, S; Iwasaki, K; Takai, Y; Shimasaki, Y; Honda, M; Hayakawa, K; Yamamoto, T; Archer, SDJ

    DOI:10.1016/j.envpol.2023.122011

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  • タイトル:Development of in-situ Raman diagnosis technique of eosinophil esophagitis
    誌名:SPECTROCHIMICA ACTA PART A-MOLECULAR AND BIOMOLECULAR SPECTROSCOPY  285巻
    出版年月:2023年01月
    著者:Zakaria, R; Andriana, BB; Watanabe, T; Maryani, A; Paramitha, PN; Kuntana, YP; Kusaka, Y; Noothalapati, H; Iwasaki, K; Oshima, N; Hashimoto, K; Matsuyoshi, H; Ishihara, S; Yamamoto, T; Sato, H

    DOI:10.1016/j.saa.2022.121804

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  • タイトル:DNA Fingerprint Analysis of Raman Spectra Captures Global Genomic Alterations in Imatinib-Resistant Chronic Myeloid Leukemia: A Potential Single Assay for Screening Imatinib Resistance
    誌名:CELLS  10巻  10号
    出版年月:2021年10月
    著者:Mojidra, R; Hole, A; Iwasaki, K; Noothalapati, H; Yamamoto, T; Krishna, CM; Govekar, R

    DOI:10.3390/cells10102506

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 会議名:The Great Scientific Exchange (SciX) 2024
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2024年10月
    発表年月日:2024年10月24日
    開催地:Raleigh, North Carolina
    タイトル:Analysis of the Early Responses of Viral Infection to Cells by Raman Spectroscopy
    会議種別:口頭発表(一般)

  • 会議名:The Great Scientific Exchange (SciX) 2023
    国際・国内会議:国際会議
    開催年月:2023年10月
    発表年月日:2023年10月
    開催地:Sparks, Nevada
    タイトル:Detection of The Early Response of Viral Infection to Cell by Raman Spectroscopy
    会議種別:口頭発表(一般)