新井 潤
ARAI JUN
日本語学習者の多くは、日本人のように話せるようになりたいという、いわゆる「日本語によるコミュニケーション能力の向上」を目標としていました。なぜなら、学習者の多くは大学院進学、修了までを志望していたからです。進学するとますますプレゼンテーションやディスカッションなど、積極的なコミュニケーションスキルが求められます。そこで「日本人らしく話す」ことについて考えています。
そうしたことからこれまで「(この人は)今どんな気持ちで話しているのだろう?どうしてこういう話し方を選択したのだろうか?」という疑問から「発音の滞留」「リズム」「イントネーション」といった要素に着目し、発話者の発話意図と心的態度に関する研究に取り組んできました。発話者が意図する、または意図していないに関わらず、聞き手はその発話をどう感じているのか、好意的に捉えてくれているのか、はたまた不愉快に感じているのか、そもそも外国人日本語学習者の発話が不愉快に思われてしまう原因は何なのだろうか、また、そう受け取られないようにするためには何に注意すればいいのか、という視点はコミュニケーションスキルに欠かせません。
こうした研究の成果を日本語の授業に発展させるのが今後の課題です。
出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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学校名:神戸大学
学部等名:国際文化学研究科
学科等名:グローバル文化専攻
修了課程:博士課程
修了年月:2011年03月
修了区分:修了
国名:日本国 -
学校名:神戸大学
学部等名:大学院総合人間科学研究科
学科等名:コミュニケーション学専攻
修了課程:博士課程
修了年月:2008年03月
修了区分:修了
経歴 【 表示 / 非表示 】
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所属:関西学院大学
部署名:日本語教育センター
職名:講師
年月:2024年09月 ~ 継続中 -
所属:関西学院大学
部署名:日本語教育センター
職名:常勤講師
年月:2024年09月 ~ 継続中 -
所属:株式会社国際電気通信基礎技術研究所
部署名:深層インタラクション総合研究所 石黒浩特別研究所
職名:連携研究員
年月:2023年08月 ~ 継続中 -
所属:神戸大学
部署名:大学教育推進機構 グローバル教育センター
職名:特命講師
年月:2023年04月 ~ 2024年08月 -
所属:株式会社国際電気通信基礎技術研究所
部署名:深層インタラクション総合研究所 石黒浩特別研究所
職名:連携研究員
年月:2023年04月 ~ 2023年05月
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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所属学協会名:日本語音声コミュニケーション学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:日本語文法学会
学会所在国:日本国 -
所属学協会名:日本語教育学会
学会所在国:日本国
論文 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:中国語母語話者による日本語アクセントの知覚 : 語の拍数とアクセント型による難易度をめぐって
誌名:ことばの科学研究 = Journal of the Japan Society for Speech Sciences 21号 (頁 121 ~ 137)
出版年月:2020年
著者:王 睿来, 林 良子, 磯村 一弘, 新井 潤, ALBIN Aaron -
記述言語:日本語
タイトル:中国語母語話者による日本語名詞アクセントの生成 : アクセント情報とモデル音声の影響
誌名:中国語話者のための日本語教育研究 9号 (頁 84 ~ 98)
出版年月:2018年07月
著者:王 睿来, 林 良子, 磯村 一弘, 新井 潤 -
記述言語:日本語
タイトル:言語類型からみた非流ちょう性―膠着語と延伸型続行方式のつっかえ―
誌名:社会言語科学 21巻 1号 (頁 113 ~ 128)
出版年月:2018年
著者:定延 利之, 羅 米良, アントニー スサイラジ, 柳 圭相, 朴 英珠, ショモディ ユーリア, ヒダシ ユディット, ヴィクトリア エシュバッハ=サボー, アイシュヌール テキメン, ディルシャーニ ジャヤティラカ, ドゥリニ ディルシャーラー=ジャヤスーリヤ, 新井 潤, 昇地 崇明DOI:10.19024/jajls.21.1_113
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記述言語:日本語
タイトル:中国語母語話者による日本語アクセントの習得 : 知覚と生成の関係に着目して
誌名:ことばの科学研究 = Journal of the Japan Society for Speech Sciences 19号 (頁 81 ~ 96)
出版年月:2018年
著者:王 睿来, 林 良子, 磯村 一弘, 新井 潤 -
記述言語:日本語
タイトル:中国語母語話者による日本語名詞アクセントの習得 : 知識・産出・知覚の関係から
誌名:中国語話者のための日本語教育研究 8号 (頁 61 ~ 75)
出版年月:2017年07月
著者:王 睿来, 林 良子, 磯村 一弘, 新井 潤
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:限界芸術「面白い話」による音声言語・オラリティの研究
出版者・発行元:ひつじ書房
出版年月:2018年02月
著者:定延, 利之
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記述言語:日本語
タイトル:世界をつなぐことば : ことばとジェンダー/日本語教育/中国女文字
出版者・発行元:三元社
出版年月:2010年06月
著者:遠藤, 織枝, 小林, 美恵子, 桜井, 隆
MISC 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:1対1オンラインレッスンの試み
出版者・発行元:国際交流基金
誌名:国際交流基金日本語教育紀要 = The Japan Foundation Japanese-Language Education Bulletin 17巻 (頁 98 ~ 108)
出版年月:2021年03月
著者:新井 潤, ファム ティ フーン オアン
DOI:10.20649/00000796
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タイトル:中国語母語話者による日本語アクセントの知覚-拍数とアクセント型に着目して-
誌名:音声研究 23巻
出版年月:2019年
著者:王睿来, 林良子, 磯村一弘, 新井潤
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タイトル:中国語母語話者を対象とした日本語アクセントの知覚訓練の効果
誌名:音声研究 22巻 3号
出版年月:2018年
著者:王睿来, 林良子, 磯村一弘, 新井潤
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タイトル:自己モニターを伴う日本語アクセントの産出訓練の効果-中国語母語話者を対象として-
誌名:音声研究 21巻 3号
出版年月:2017年
著者:王睿来, 林良子, 磯村一弘, 新井潤
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タイトル:中国語母語話者による日本語名詞アクセントの産出-知覚・知識との関係に着目して-
誌名:音声研究 20巻 3号
出版年月:2016年
著者:王睿来, 林良子, 磯村一弘, 新井潤
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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会議名:日本語音声コミュニケーション学会2023春季大会
発表年月日:2023年05月
タイトル:発音の滞留による発話の印象変化について
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会議名:ベトナム日本語・日本語教育学会
発表年月日:2018年12月
タイトル:「発音の滞留」による日本語発話の習得
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会議名:ICJLE 2016 (International Conference on Japanese Language Education)
発表年月日:2016年09月
タイトル:発話の(非)流ちょう性を言語類型ごとに日本語教育に活かす可能性
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会議名:ケラニア大学日本語研究センター開所記念国際学術シンポジウム
発表年月日:2016年02月
タイトル:スリランカ日本語教育の課題
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会議名:International Conference on Korean Studies
発表年月日:2015年02月
タイトル:スリランカと日本語教育