植木 一幹
UEKI Kazumoto
と、まあこのようにいわれても、いったい何のことやらさっぱりわからないであろう。そこで、一例として1)の法の一般理論の扱う問題がどのようなものなのか、そのさわりを少し具体的(?)に述べてみよう:
――今現在の日本社会には「法」が「在り」ますよね? だって「無法地帯」だとはどうしても思えないでしょう? では「どこに」在りますか? 六法全書のなかに全部書かれて「在る」? ――しかしでは、六法を燃やすと「『法』が燃える」のですか? ……あれ? あれれ? ……
あくまでも一例であるが、このような問題の続きを考えるのが法理学である。この学問分野が法哲学とも呼ばれる理由が、感じられる人には少し感じられたかもしれない。
研究はしんどい。研究の手がかり探しから始めなければならないような問題ばかりであるからである。しかし私は、このような法理学と心中しようと思っている。
学位 【 表示 / 非表示 】
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学位名:京都大学法学修士
分野名:人文・社会 / 基礎法学
授与機関名:京都大学
取得方法:論文
取得年月:1991年03月 -
学位名:京都大学法学士
分野名:人文・社会 / 基礎法学
授与機関名:京都大学
取得方法:課程
取得年月:1989年03月
論文 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:「強い評価」の規範理論:C・テイラーの人間存在論とその展開(一)【未完】
誌名:『法と政治』、関西学院大学法政学会 第48巻 第1号
出版年月:1997年03月
著者:植木 一幹掲載種別:研究論文(学術雑誌)
共著区分:単著
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記述言語:日本語
タイトル:R・ドゥウォーキンの「インテグリティとしての法」の理論に関する一考察:J・ハーバマスによる批判を手がかりに(一),(二)・完
誌名:『法学論叢』、京都大学法学会 135巻4号,136巻3号
出版年月:1994年12月
著者:植木 一幹掲載種別:研究論文(学術雑誌)
共著区分:単著
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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記述言語:日本語
タイトル:正義:現代社会の公共哲学を求めて
出版者・発行元:嵯峨野書院
出版年月:2004年11月
著者:平井亮輔(編)
著書種別:教科書・概説・概論
担当範囲:第5章「共同体主義の挑戦:個人と共同体」、第8章「多文化主義と差異をめぐる政治」
担当区分:共著
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記述言語:日本語
タイトル:法的思考の研究
出版者・発行元:京都大学人文科学研究所
出版年月:1993年01月
著者:山下正男(編)
著書種別:学術書
担当範囲:「伝承と個人:討議倫理の一解釈」
担当区分:共著
担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示 】
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学研究科前期
授業科目名:リサーチ演習
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学研究科前期
授業科目名:リサーチ演習
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学部
授業科目名:基本演習
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学部
授業科目名:専門導入演習
授業形式:代表者
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履修年度:2024年度(西暦)
提供部署名:法学研究科前期
授業科目名:法哲学基礎研究
授業形式:代表者